| 2006年07月02日(日) |
『音遊人』 遊佐未森 シマブクロ・ジェイク |
私はこの番組で遊佐未森さんが歌っているところを初めて見た。 今まで遊佐さんの歌は何曲か好きな曲があったけれど、声がどうにも好きになれなくて、イメージもあまり湧かなかった。 しかし、みんなのうたで遊佐さんの「クロ」がかかり、その歌と映像の感じのよさでいっぺんに「クロ」を好きになった。 絵がシンプルでわかりやすく、歌もとても気持ちが伝わりやすくてほんとの意味で素直な手作りの歌だと思った。 そして、以前よりも遊佐さんの声が自然にメロディーととけあうように聴こえた。
今回、ピアノの弾き語りで「Diary」を歌う遊佐さんを見て、声が出にくそうなのにしっかりと歌え、ピアノもしっかりと弾いてさすが実力派だということをしみじみと感じた。 声は出にくいように聴こえるけど、高音もしっかりと歌えるし、出だしよりも終わりの方が声が響いていて、音楽の先生のピアノの弾き語りのように見えた。
遊佐さんは東京の小学校の校歌も作ったそうで、小学生がその校歌を歌っているシーンも流れましたが、元気のでるような歌詞で覚えやすくて難しい言葉も使ってなくていかにも元気な小学生にふさわしいいい歌だと思った。 歌っている子供達も楽しそうだった。
その次のコーナーではハワイのジェイク・シマブクロさんのウクレレ演奏を少し聴いた。 この人のウクレレも見たいと前から思っていた。 ジョージ・ハリソンの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリ−・ウィープス」のさわりだけ弾いてくれたが、うっとりするほどいい音色だった。 その後、ウクレレ・テクニックを披露されたが、ギターと違ってピックなしで5本の指を全部使っていろんな弾き方をしていて、圧倒された。 すごい指の動き。かなり丈夫な爪が必要だと思った。 シマブクロさんの演奏は少しだけだったのでちょっと残念。 CDで演奏をぜひとも聴きたい。
最後に遊佐さんが待望の「クロ」を歌った。 赤いドレスで弾き語りする遊佐さんは貫禄があった。 やっぱり音楽の先生みたいに見えた。 あんなに声が細いのに、演奏にぜんぜん負けていない。 「クロ」はきいているだけで、絵が見えてくる。 特に私は二番が大好きだ。 クロと遊佐さんの愛情があふれてくる。 二十三枚のアルバムを出している遊佐さんは、まさに大ベテランの実力派だということがよくわかる番組だった。 YAMAHAもなかなかいい番組作っているなあ。 中島みゆきさんや今これまた大好きな「テルーの唄」のCMも見ることができて、 CMごと楽しめる番組なので、これからも見ようと思った。
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