| 2006年06月11日(日) |
『note』 大貫妙子 2002.2.20 |
無駄に声を張り上げない。無駄な言葉がない。 言いたいことだけをきっちり伝える。 大貫さんの音楽はいつもそうだ。 聡明という言葉がぴったりくる。
このアルバムはよりいっそう音が良い。 ピアノとギター、ほかの楽器も無駄に吼えない。 ギターやピアノは大貫さん自身が演奏しているのかと思ったら違った。 しかし、ギターやピアノの音と一心同体のようにくっついて聞こえる。
それにしてもこの言葉の美しさはどうだろう。 聴く前に歌詞カードを読んだだけで泣きました。私。 このアルバムを聴いていると、きれいなものはきれいだと、 うれしいときはうれしいと、そして悲しいときは思い切り悲しみ、 失敗したときはきっちりと落ち込んで反省しなさいと言われているような気がする。 ごまかさずに生きていくことを教えてくれる音楽。
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