| 2004年10月06日(水) |
「風の伝説」 姫神 2004.4.21 |
姫神さんの現時点ではラスト・オリジナル・アルバムです。 しかし、きっと他にもたくさんの音源があるでしょうから、まだまだこれからたくさん発表されるのでしょう。 このアルバムはよく聴きました。 コーラスの練習の風景も見ましたし、姫神さんの演奏も見ました。 自然と音楽が溶け合う風のような音楽でした。 このアルバムを初めて聴いた時も 1曲目の「めぐり逢う星の夜」と2曲目の「海を愛した日」では、 歌声と東北の風が溶け合うような響きを感じました。
5曲目の「砂山・十三夜」が一番好きなのですが、すばらしいメロディーと音階とボイスで 風の中に暮しているような気がしてきます。 この懐かしいやすらぎは何なんでしょうか。
6曲めの「潮騒」でが一転して、しゃきっとした新しい何かを感じる事が出来ます。
7曲目の「野辺は澄み渡り」では不思議な音階に神経が集中し、
8曲目の「大地はほの白く」では姫神さんらしい落ち着いた演奏。
9曲目の「神々の詩」は聴き慣れた曲にもかかわらず、 ブルガリアン・ヴァージョンでは、すごみさえある歌声に吸い込まれそうになり、 最後の「風の人」で風の中に戻っていきます。
姫神さん、素晴らしい音楽をありがとうございました。 全国ツアー中に具合が悪くなるなんて信じられませんでした。 これからはご子息の吉紀さんが、姫神さんの音楽をさらにグレードアップされるのでしょう。 永遠に姫神さんの音楽は生き続けます。
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