館主様が以前サイトでオススメされていた本。 ハードカバーまで手を出す勇気が持てず、文庫本になったと知り購入。 お昼寝の後のまどろみの中で読み始めましたら、止まらなくなりました。 何ともいえない静寂と毒と闇…女学校特有のどろりとした空気に巻き込まれ、何が真実なのかわからないまま引きずり込まれる狂気の世界。 噎せ返る薔薇の香り、菫の見せる甘やかな夢。 最後までどの世界が真実かわからないまま…きっと、永遠にループする彼女の世界。
私の「今」も現実ではなかったら…なんて思ってしまいそうになる不思議でひんやりとした作品でした。
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