日記一覧｜前のページ｜次のページ
| 2012年06月19日(火) | クリーンセンターセンター建設特別委員会の報告です |
今日は、清掃センターから名称変更となったクリーンセンター建設特別委員会でした。
委員は議員１２人。行政側出席者は副市長、生活環境部長、担当職員３人。
まず最初に部長から報告です。
・４月に組織の変更があり、土木の技術職員１名とプロポーザルによる専門職職員を１名確保したこと。
・施設基本設計などの業務委託をプロポーザルにより決定し委託したこと。
・環境アセス２年目であり、全体調査、分析し、策定し公表していく。
などと報告を受けたのち、担当からの詳細の報告です。
２０年以降の取り組みと今年度の予定の説明です。
今年度は、大きく５項目を進める予定ということ。
１ 環境アセス 現地調査を夏まで行い予測、分析、１２月頃に縦覧という 住民への公表を経て来年初にはとりまとめるというもの。
２ 施設基本設計と敷地造成計画と廃棄物・土壌対策計画の３事業を一括し て業務委託をプロポーザルにより選定し、パシフックコンサルタンツに ４７０４万円で委託した。
３ 用地取得準備として測量業者の選定手続き中で、今後測量、ＵＲとの協 議などを経て、新年度予算案としていく。
４ 精華町・塵埃との協議は継続中であり、後々行き違いのないよう、協議 し、９月末頃にはとりまとめの予定である。
５ その他 変更手続きなど
という内容でした。
廃棄物・土壌対策の検討についての説明です。
昨年度実施した土壌調査の結果を受け、今年度自主調査として、土壌汚染対策法に基づく調査をパシフックコンサルタンツと随意契約で行い実施していく。
調査の結果により廃棄物処理法及び土壌対策法に基づき、必要に応じて適切な対策を造成計画に反映させる。
府と協議しながら、工事施行にあたり調査・対応の検討を行う。
という内容でした。
私は、昨年度調査を実施したのになぜ今年度実施するのか、二重の経費が派生していないか、土壌調査の結果を受け、どのように判断をするのか、さらには、候補地選定の際に検討された用地取得費の概算の根拠はどうであったかなど、確認するために質問しました。
くれは「昨年、地質調査業務を１７８５万円で中央開発に委託して実施し、７か所のうち、５か所から六価クロム、鉛及びその化合物が環境基準を超過していた。今年度さらに調査を実施する意味は何か。自主調査ということだが、昨年と異なる調査方法か。単位区画はどれくらいで実施したのか。」
担当職員「昨年の調査は、指定地域での７か所の調査で、１０００�屐Ｇ儡�物と特定できないため、さらに広げて実施し、区域は単位区画の１００�崢�度での調査を予定。ただ、今後調査項目、調査場所などについては、協議調整しながらしていく。」
くれは「予算はどれくらいを考えているのか。随意契約ということだが。項目も確定できない状況で予算をどうとらえているか。」
担当職員「調査内容が確定した段階で、他の業者への見積もりも行い、費用を適正にしていく。」
くれは「現段階での調査結果は、六価クロム、鉛及びその化合物とも第二溶出基準を超えていないということであるが、今後の調査結果を受け、どのような対応がされるのか、法律上での規定はあるのか。土壌汚染対策法施行規則のどの条文にあるのか。」
担当職員「確かそうだと思うが、後ほど確認して伝える。」
くれは「昨年のピンポイントの調査を受け、今年度その調査も活用する形で自主調査を実施、丁寧な進め方で評価はする。今後、調査結果をきちんと公表して、規則にのっとった適正な、住民に安心な対策が講じられるようにすべき。」
さらに、当初の用地費用について確認しました。
くれは「候補地選定の際の資料には、用地費９億８０６万円とあり、造成費、廃棄物処理費などを含めての金額があった。この費用の根拠は。」
担当「当初の一般的な費用として計上したものである。」
くれは「としてもこの金額と大きく外れる場合は、そもそもの候補地選定の根幹を揺るがすことになる。今後注目していく項目であると思っている。」
というようなやり取りをしました。
事務的には着々と進められています。
今年度が正念場だと感じています。
他に４人の委員も質疑し、終了しました。
その後、担当より土壌対策法施行規則の写しをいただき、講ずべき除去等の措置の一覧が別表第五に掲載されていることを示していただきました。
委員会での質疑を通して現時点の状況を明らかにし、今後の進め方を確認する、さらには付加したり変更したりと、重要な機会です。
