木津未来会議の日記
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| 2004年10月08日(金) |
大義なき戦争への加担 |
とうとう報告されました。戦争前のイラクには、大量破壊兵器はなかったとの米政府の調査団による報告です。 あの3月20の時点でイラク侵攻に踏み切った最も重要な根拠が間違いであったのです。
フセイン政権を倒さなければ、今見つからなくても、いつ何時大量破壊兵器の開発に手を染めるかわからないからという理由もあげられてました。 北朝鮮による脅威がある以上、アメリカに協力すべきだというようなことも日本では言われてました。 そして、イラクに大量破壊兵器があるという差し迫った理由での攻撃だったのです。
しかし、今回の報告により、戦争の正当性は全否定されました。
華氏911で見たシーンが思いだされます。生活するため、学費を稼ぐために、兵士として志願する若者たち。戦争突入を決めた議員へ兵役加入の案内を渡すムーア監督をよけるように通り過ぎる議員たち。そして、最愛の息子を失い、減額して支給された手当てを受け取り、やり場のない怒りをぶつける母の姿。
日本は、終戦後初めて外国へ自衛隊を送りました。人道支援のためとして。もちろん大義なき戦いに傷つき、負傷したたくさんの人びとを救いにですが。 政治の役目を改めて考えます。武力による何も生まない解決ではなく、対話による解決を目指したい。
木津未来会議

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