HARUKI’s angry diary
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2005年07月07日(木) 離婚したい女

昼間、HARUKIの携帯が鳴った。
電話に出ると、今年になって北海道の家を飛び出し(汗)、東京に出てきた仕事関係の某女性からだった。

彼女は、確か今年52歳。18年前に結婚し、東京から夫の実家である北海道に移り住んだ。そこで、家業(漁業)を手伝いながら、自分の仕事をし、そして舅の介護に明け暮れる日々を過ごしていた。
子供が出来なかったので、嫁という立場で貴重な労働力として重宝されていた彼女。一昨年、長年患っていた舅が亡くなり、さらに、不漁が続いたせいで家の経済も危うくなり、彼女の仕事による収入に一族が頼るようになってきた。それでも所詮よそ者であり、嫁である彼女に対する一族の仕打ちは、きつかったようで、仕事の用事で上京するたびに、彼女はHARUKIに愚痴をこぼしていた。
HARUKIから見ると、想像を絶するような大自然の環境と顔見知りしかいない田舎の暮らしに、よく20年近くも彼女は耐えたなぁというのが正直な感想。

彼女が、HARUKIに「家を出たい」「離婚したい」と言い始めたのは、もう4年くらい前だったと思う。

彼女自身に経済力があるのだから、離婚に対して躊躇する必要もないとHARUKIなどは思うのだが、普通は「離婚」というのは、よっぽどの決意がないと出来ないものなのだろう。大抵は、口にしていてもHARUKIのように決行はしない。

だから、HARUKIは彼女の話を聞くたびに言った。
「もし、本当に離婚したいなら、鬼にならないと出来ないですよ」

例えば、「夫が暴力をふるう」とか「夫に愛人がいる」とか「夫が莫大な借金を抱えいている」など誰が見てもあきらかな離婚の理由があるのなら、おそらく彼女も簡単に離婚を決意出来たのかもしれない。
それが、単に彼女の感情的な問題、

「自分の居場所ではない」「残りの人生をここでうずもれさせたくない」「夫への愛情がなくなった」

などという抽象的な理由ではおそらくご主人も離婚に同意はしないだろうし、そもそも彼女自身の中で「こんな理由で離婚していいのだろうか?」と迷いもあったのだろう。彼女の離婚願望は、口にするだけのものだった。

今年になって彼女が突然上京してきて、ウイークリーマンションに住み始めたとき、HARUKIは正直驚いた。そこで、職場のKさんにチラッとこの話をした。
するとKさんはすかさず言った。

「こっちに男がいるんじゃないですか?」

うわぁ。
実は、HARUKIもうすうすそんな感じはしていた。
頻繁に上京するようになった4年前から、彼女の言葉の端々にどうも男の陰がちらついていたのだ。

「何十年ぶりにデパートでブランド物の下着を買った」
「明日はどうしてもはずせない用事があるので、あさって会いたいんですが」
「こちらにいる知り合いに会うので、来月も上京します」

等など。

先月彼女に会ったとき、彼女は「いよいよ離婚の話し合いを進める」とHARUKIに話してくれた。

HARUKI「何度も言いますけど、本当に離婚したいなら鬼にならないと出来ないですよ」
彼女「はい。ついつい、このままでもいっか〜と思っちゃうんですよね」
HARUKI「どうしても離婚したいんですか?」
彼女「もちろんです!」

HARUKIが理由を尋ねるといつもと同じ抽象的な答えしか返って来なかった。
そこで一応聞いてみた。

HARUKI「ご自分の人生ですから、離婚したければすればいいし、理由なんてどーでもいいんですけど、もしかして、好きな男性がいらっしゃるのではないですか?」
すると彼女の頬がポッと赤くなった。←非常にわかりやすい人
やっぱりな。

彼女「いることはいるんですけど、片思いなんです」
へ?
片思いの男のために離婚かぁ?

HARUKI「その方との将来って考えられるんですか?」
彼女「それはないと思います。だって10も年下ですし、彼は言ってみれば私の師なんです」
はい?
彼女「運命鑑定をしてくれる占い師で、なおかつ気功師なんです」
ほぉ。
彼女が信じているなら別にかまわないけど、普通の人が聞いたら怪しいの一言に尽きるんだけど。
っていうか、だまされてないかぁ?(滝汗)

さらに彼女は言った。
「妻帯者ですから、彼…」
うーん。
「誤解しないで欲しいのですが、別に彼のために離婚したいわけではありませんから」
うーーーーーーーーーーーーーーん。

さて、今日の電話は、いよいよご主人と話し合いを始めるという報告だった。
彼女「明日、夫が上京してきて、離婚の話し合いをすることになりました」
HARUKI「いよいよですね」
彼女「HARUKIさんに、後押しして欲しくて」
HARUKI「は?」
彼女「自分から離婚を申し出るなんて、どうしても後ろめたいんで、HARUKIさんの話を聞いて元気をもらおうと思って」
そりゃ、陰に男がいれば後ろめたいだろう(笑)。

夫以外に好きな男(それがたとえ怪しい占い師でも)が出来たからだろうが、自分の人生をやり直したいからだろうが、どんな理由であれ、自分で「こうしよう!」と決めた人の生き方に、HARUKIは反対はしない。

たとえ、どんな倫理的な正論をはいて反対したところで、それは本人にとってはまったく意味のないことだし、こうと決めて行動して、あとでつらい思いをしたところで、何もしないでぐじぐじ悩むよりはよっぽどいいと思うからだ。

なかなか電話を切ってくれなさそうなのでHARUKIは言った。
「がんばって話し合いしてくださいね」
彼女「はい」
HARUKI「ご自分の気持ちを誠意をもって話せば、きっとご主人もわかってくれると思いますよ」
彼女「はい、がんばります。ありがとうございます!」

彼女が離婚できるのかどうか、HARUKIにはわからないが、男の話さえ持ち出さなければなんとかなるかもしれない(笑)。
客観的にみれば、離婚する必要などまったくないような気もするが、とりあえず人生何事も経験だし。←所詮他人事(笑)

そういえば、瀬戸内晴美が得度して瀬戸内寂聴になったのは「更年期障害のせい」だという話を聞いたことがある。
更年期障害の頃は、自分でも訳のわからない情緒不安定に陥ってとんでもないことをしてしまうのだそうだ。

ま、今回の彼女の離婚騒ぎが、更年期障害のせいでないことを切に祈る今日のHARUKIであった(笑)。


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