りえるの日記

2008年07月10日(木) 悪徳と美徳

「悪徳の栄え」サドを再読。
とんでもない作品だと以前は途中で投げ出したけど
フランス文学の土台ができた今は、楽しめる。

悪徳も美徳も荊の道なら、悪徳の道を進もうではないか

なんてくだりは、ぞくぞくする。

悪徳、美徳つながりで、三島「美徳のよろめき」を再読。

美徳の不幸はいかなるものかを考えさせられる。

美徳の鎧をかぶった節子は、悪徳である愛の証の後、
自然の定理か、戒めかのように何度も身ごもる。

痛みの代価に幸せを感じるなんて、カトリックみたいだ。
ある意味、殉教小説のよう。


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