りえるの日記

2006年01月22日(日) 冷たい接吻

日曜美術館で鏡花の美人画を取りあげていた
鏡花もじっくり再読したい作家。

以前から気になる鏡花本の挿絵。
綺麗で妖艶な世界。
美しさに引き寄せられて、動物の姿に変えられる男達。
日曜美術館の本を読んでみよう。
随分前に小泉今日子が鏡花の「金魚」が好きって言っていた
記憶があるけど、そんな作品あるのかな。

永井荷風「あめりか物語」を読む。

冷たい接吻。キリスト教信者の妻の献身的な愛に魅了されて
結婚した男。だが、だんだんその受動的な愛に憎悪をつのらせる
かつて心洗われた讃美歌が妻の口から歌われると
恐怖と憎悪の歌に変わる。
妻の頬に接吻すると、人間の肌のぬくもりをまったく感じない
感情をもたない大理石のようだと言っていた。

この表現よく分かる。狂信的な聖女の冷たい肌。

荷風の見ている視点は好きだ。


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