日曜美術館で鏡花の美人画を取りあげていた 鏡花もじっくり再読したい作家。
以前から気になる鏡花本の挿絵。 綺麗で妖艶な世界。 美しさに引き寄せられて、動物の姿に変えられる男達。 日曜美術館の本を読んでみよう。 随分前に小泉今日子が鏡花の「金魚」が好きって言っていた 記憶があるけど、そんな作品あるのかな。
永井荷風「あめりか物語」を読む。
冷たい接吻。キリスト教信者の妻の献身的な愛に魅了されて 結婚した男。だが、だんだんその受動的な愛に憎悪をつのらせる かつて心洗われた讃美歌が妻の口から歌われると 恐怖と憎悪の歌に変わる。 妻の頬に接吻すると、人間の肌のぬくもりをまったく感じない 感情をもたない大理石のようだと言っていた。
この表現よく分かる。狂信的な聖女の冷たい肌。
荷風の見ている視点は好きだ。
|