フル回転の日。
映画2本。お昼に友達と会い、夜は、着物サークル友達の会にお邪魔。 待ち合わせの合間にフランス語の予習、読書と。
福永武彦「愛の試み」 愛には孤独がいつも含まれている。 愛しても愛されても孤独を感じ続ける。 挿話で、高校生の恋愛で青年と、大人しい女学生の恋。 「君は肩を揺すぶってあげたくなる人だ。」 いつもうんともすんとも言わない彼女に言う。 そして、大学生になっての久しぶりの再会。 彼女は結婚するという。 別れ際に「あなたに肩を揺すぶってもらいたかった」
自分の行動の一歩を進めてほしかったいうこの1文の言葉。 せつないな。初恋は。
「イブラヒムおじさんとコーランの女たち」
パリの裏通りの街を舞台にしたお話。 雑貨屋の味のあるおじさんと16歳の少年の心の交流。 街にはたくさんの娼婦が佇んでいる。 少年は家の窓から娼婦を眺め、 「今日は、暑いね。いくら?」と娼婦との会話をシュミレーション。 どうみても少年なのに大人ぶっているところが可愛い。 少年が大人になる過程で関わる裏町の大人たち。 トルコの熱狂派の踊りを見た。 白い衣装を着て、無心でくるくる平衡感覚がなくなるまで周る。 白い裾が広がり映像のアクセントとなる。
「ベルヴィル・ランデブー」 シュールな漫画。が、寝てしまう。 漫画はどうも感情移入できない。
|