りえるの日記

2005年01月18日(火) フル回転

フル回転の日。

映画2本。お昼に友達と会い、夜は、着物サークル友達の会にお邪魔。
待ち合わせの合間にフランス語の予習、読書と。

福永武彦「愛の試み」
愛には孤独がいつも含まれている。
愛しても愛されても孤独を感じ続ける。
挿話で、高校生の恋愛で青年と、大人しい女学生の恋。
    「君は肩を揺すぶってあげたくなる人だ。」
いつもうんともすんとも言わない彼女に言う。
そして、大学生になっての久しぶりの再会。
彼女は結婚するという。
別れ際に「あなたに肩を揺すぶってもらいたかった」

自分の行動の一歩を進めてほしかったいうこの1文の言葉。
せつないな。初恋は。

「イブラヒムおじさんとコーランの女たち」

パリの裏通りの街を舞台にしたお話。
雑貨屋の味のあるおじさんと16歳の少年の心の交流。
街にはたくさんの娼婦が佇んでいる。
少年は家の窓から娼婦を眺め、
「今日は、暑いね。いくら?」と娼婦との会話をシュミレーション。
どうみても少年なのに大人ぶっているところが可愛い。
少年が大人になる過程で関わる裏町の大人たち。
トルコの熱狂派の踊りを見た。
白い衣装を着て、無心でくるくる平衡感覚がなくなるまで周る。
白い裾が広がり映像のアクセントとなる。

「ベルヴィル・ランデブー」
シュールな漫画。が、寝てしまう。
漫画はどうも感情移入できない。



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