そよ風


2006年11月07日(火) 元気の秘訣

銀幕スターのお眠りシーン

な、なんか、恥ずかしいニャ・・

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舅が再入院して今日で十日目、
バイパス手術で切開した胸部を再縫合した。
今度こそ、スッキリと治りますようにー

それにしても、今度の再入院で考えさせられた。
三ヶ月以上の入院生活にピリオドを打ち、やっとの思いで帰った我が家、
でも、現実は厳しかった。
長い入院生活で体力も筋力もすっかり弱ってしまい、
歩行すらおぼつかない状態は、家に帰ってから、
残念ながら、日に日に悪くなって行った。

至る所に段差があり、ゴテゴテと物が置かれている床。
玄関から道に行くのにも階段がある。
家の前の道は、けっこう急な坂なので散歩もできない。
私が行く時は、いつも座ってテレビを見ているか、寝ているか・・
週に二度ほど、私の車でリハビリに通院し始めたが
正直、短時間過ぎてあまり役立たない。
立ち上がるのが一番の重労働なので、ますます動かない。
それにしても、早く要介護の認定が下りないものか。

再入院して、暫くして気が付いた。
「アレ・・・おじいちゃん、ちょっと元気になったよ」

病院は広い。そしてバリアフリーだ。
ヨロヨロしながらでも、けっこう歩ける。
少し離れた手洗いに、自分でサッサと歩いて行くようになった。
そして病院は何処でも暖かい。病室の中は勿論、廊下も手洗いも。
膝関節の痛みが少し和らいだようだ。あまり訴えなくなった。
食事もきっちりカロリー計算されていて安心だ。

なんといっても、やっぱりネ!!
若々しくて可愛い看護婦さん達が、一時間置きくらいに
「○○さ〜ん! お熱測りましょう!」
「血糖値、測定にきました〜!」「血圧、測りますよ〜」
入れ代わり、立ち代わり、明るく優しい声で来て下さる。
時には、冗談なんかも言い合ったりして笑っている。

そこがちがう。一番ちがう。
家では、ほとんど老夫婦二人きりだもんねぇ。

律儀な舅は、そのつど、イチイチ笑顔を作って
「ありがとう」と、きちんとお礼を言う。(老妻(姑)には言わないが)
すると、ほんとうに顔付きが明るくなってきたよ。
お見舞いに来てくれた親戚の人達も
「なんや! えらい元気そうやんか」と。

やっぱり、元気の源は、いろんな人との触れ合いということか。
三世帯同居とか、いいんだろうな・・・

あ、いやだ、 そんな結論に到達するつもり、全然なかった!!
私、断固として同居したくない長男の嫁。


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