Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2008年11月26日(水)  Wake me when this punishment is done

NBCのこのニュースは、色んな意味で面白かった。
コロラド州の判事が、騒音(バンド演奏など)で法廷に連れてこられるティーンエイジャー達に対し、親が罰金を払って終わりではなく、何か対策を講じようと考えたのがこれ。つまり、「1時間だまってバリー・マニロウ(などの退屈な音楽)を聴く」・・・これは辛いw
痩せて聡明な感じのハンサムな判事のコンセプトは、若者達が嫌いな音楽を聴かされることを通してマナーを学ぶべきだ、と。で、特にバリー・マニロウは辛い筈だ、と。面白いのは、判事自身はバリー・マニロウが好きだということだ。つまり彼の側は、好みの差というものを尊重しているのだ。「私は自分の家では自分で聴く音楽を選びたいわ。お隣さんの音楽を聞かされるのはいやね」という女性の言もまったくごもっともで。

実際の「刑罰執行」場面では、音楽は「ヤンキー・ドゥードゥル」から始まり、(これがおそらくバリー・マニロウであろう曲などを経て)「オンリー・ユー」や「テネシー・ワルツ」など、いかにもベタなラインナップが続く。若者達は苦笑し、あくびをし、眠そうな虚ろな表情をして、しまいにはラリっちゃったのか無意識に足でリズムを取ったりするのだが。
最後のほうで、なんと、ジョニ・ミッチェルの'Chelsea Morning'がかかるのだ。
え!ちょっと待って。ソレも一緒くたですか?! ・・・私にはそこだけ空気ががらっと変わって聴こえた。何も深いことを考えなくても、テンポも速くメロディ展開も複雑、ボーカルにはかなりのクセがある。ここは、十代が聴いても違いを感じてほしいが。
しかし実は私自身は、その直前に流れたスティックスの'Come Sail Away'のカヴァーが気になった。誰だこれ?とYouTubeで検索かけてみたところ、1997年からやっているTVアニメのキャラが歌っているらしい。こういうただきれいなだけの曲は、ヘンな声で歌うと逆にきれいさが引き立ったりする。・・・コレも興味を引きこそすれ、耐え難くはないんじゃない? 「刑罰」としては徹底さが足りないよ。
・・・ああ、この音楽の選考委員をやりたい。楽しいだろうなあw

21時に西荻窪でペテン師さん(g)と会い、BITCHへ。おお、4ヶ月半ぶりのBITCH。入店するなりマスターに「離婚しました!」と言ったら、「知ってるよ!」と言われるw
22時にすぐ近所のリンキーディンクへ移動。ペテン師さんがエレアコでぽろぽろっと音を出すのを聴いて、その深くて綺麗な音でKazz遠藤さん(g)を思い出す。そういえばまたライヴに行きたいなあ。
それから2時間弱、ほぼ私のオリジナル2曲をやる。自分でも判らないコードが山ほどあるので、イメージを伝えて弾いてもらう。同じコードの周辺を「一音違うんです」などとさんざんうろうろさせた挙句に、「あ!それだ!そのコード何ですか?」と訊くと、「これは○○のコードから真ん中の一音抜いたもの」などと言われる。・・・うーん、やっぱり私の注文って面倒くさいんですねw
それにしてもいつも思うが、自分で作った曲ってのは、上手に歌えるなあ。(当然だとも思うんだけど、じゃあコートニー姐さんは一体・・・)
そしてアコギだけを相手に腹から歌うのは気持ちいい。実はマイクもなしのほうが力を発揮出来る気がする。だからスタジオから出て、そこらで歌うのが実は一番好きなんだ。

Wake me when this punishment is done (この刑罰が済んだら起こして)  *The One / Foo Fighters (2002) の歌詞。



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