Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2005年10月23日(日)  一年ののち

14時から15時くらいに、三軒茶屋でカーボー(g)たちと会う予定。の、筈が。
12時にカーボーからの電話で起こされる。・・・ぎゃっ。寝る筈じゃなかったのにぃ。
・・・まあ、金曜は寝てないし。土曜は一日中外出して、帰ったらすぐ天使(b)がうちに来て。彼が帰った後、そのままベッドに戻って寝ちゃったんだ。・・・そりゃそうだよなあ。
って言ってる場合じゃ。普通に準備したら16時のところを、スペシャルな根性を入れて15時過ぎに三茶に到着。だって今日は、メチャクチャ久しぶりにNakeesの演奏が聴ける。・・・いや、もうNakeesじゃないけど。でもオサムさんとNOGGYくんがやる。
一年ぶりの「三茶de大道芸」。去年と同じ場所。同じガレージ。

どういうわけだか。この、一年前のことを思い出すと胸がつまる。前の夜は新宿でオールして、家に帰ろうと中野まで行ったが、ふと反対方向の電車に乗り換えて三軒茶屋へ行ったのだ。
自分の服装は覚えていないが、ピンヒールブーツだった。私にしては低いその靴のかかと(8cm)を浮かせめにしながら、オサムさんのまん前に立っていた自分をはっきり覚えている。その時私は哀しかった。自分の行き先を家から三茶に変更した時点で既に哀しかった。具体的な心境はもうわからないが、哀しいという感情は今も覚えている。今、一年前の今日の日記を読むと、驚いたことに泣きそうになる。もう忘れてしまっているが、私は確かに、何かをそこに書きつけたらしい。

到着したら、カーボーもまっちゃんもオサムさんたちに混じって演奏していた。久しぶりに会うNOGGYくん(b)は何だか男らしくなってた。彼と話し込んでいたら、カーボー達が'Come Together'を弾きだして私を呼ぶので、歌った。修さんもキーボードで加わり、何曲か適当にやる。
自分が引っ込んでから、Nakeesの曲も聴いた。久しぶりで嬉しいけど、特に曲を作り直したわけじゃないから、単にドラムが抜けた状態になっていて、それだとやっぱり喪失感があるのが残念。

去年の私はひたむきなほど真剣に演奏を聴いていた。それに比べ今年の私は集中力がない。けれど、今年の方が何だか気分がいい。地べたに腰を下ろして、もらったお酒を飲みながら聴く。ずーっとここにいてもいいな。
michiちゃん(vo)と話す。去年と雰囲気が変わった。フェミニンな感じから、可愛いらしくなったねと言ったら、「彼氏が出来たせいだと思います」としゃあしゃあと抜かし・・・あ、いや、おっしゃいましたw 「私もダメな人が好きだったんですけど。いつも自分が好きなタイプと違う人をいいなと思った時が、ダメじゃない人とつきあう時だと思うんです」と真剣に語ってくれた。いい子だなー。しかしね、ソレとっくによーくわかってるんだ。わかってるってところが問題なのよ。・・・ああ、この人となら幸せになれるんだろうなあ・・・と思いつつ、無言の笑顔で通り過ぎた相手がどれだけいたことか。

タクシーで下北沢に移動し、17〜19時リハ。終了後にGeoff(g)にばったり会う。よくここを使うらしい。
かつて無言の笑顔で通り過ぎた相手だったりして。今となっては手遅れだろうが。
(11/6up)

一年ののち  *フランソワーズ・サガンの著書。(1957)


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