Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


全日記のindex  前の日記へ次の日記へ  

*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


この日記のアクセス数
*1日の最高=2,411件('08,10,20)
*1時間の最高=383件('08,10,20)


2005年06月07日(火)  Nightswimming

Sudden Fictionという本を読んでいる。全2巻で、1巻目はアメリカの短編70編、2巻目は世界の短編60編。何が書いてあるのかさっぱり解らない話や、どこが面白いのか見当もつかない話もあるが、とにかく何となく読み進めてしまう。1巻目では、スティーヴン・ディクソンの「署名」が良かった。9ページの作品を普通に一気に読んで、最後の一行でいきなりぼろっと泣いた。自分でも涙の理由がクリアに分析出来ず、もう一度読んでみて、やはり判らないままぼろぼろ泣いた。

今は2巻目の半ばで、モニカ・ウッドの「消える」を読んで少し涙ぐんだ。これが「来る」理由ははっきりしている。体重150Kgの女性が水泳でどんどん痩せていく話だ。彼女は消えたがっているのだ。2002年の夏に私も同じことをした。体重は150Kgの1/3以下だったが、やっていたことは全く同じだ。毎日泳いで、食べなかった。大抵は夜に泳いで、最後の一人になることも珍しくなかった。
私は独りで、ジムのガラス越しに夜を見ていた。自分が醜く感じて、どうにかしたかった。

以前に餓死自殺を思いついた時は、目の前が明るくなったような気がして嬉しかった。綺麗に死ぬんだわと思った。死体のやつれ具合は目を覆わんばかりだろうが、それでも余剰の醜さはない筈だ。
ネットで検索してみて、餓死自殺を企てたことのある人がたくさんいることを知った。皆失敗していた。途中で脱水症状から激しい下痢を起こすんだという。綺麗どころの話ではない。

*(この日記は、一度リアルタイムでアップして翌日に引っ込めていたものに加筆しました)

Nightswimming (夜、泳ぐ) *R.E.M. の曲。(1992)



前の日記へ次の日記へ