鮎見時子の日記
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2004年08月09日(月) 情報が切り離せない

10日に書いた
どうしてだか家事の為に
いらない情報が切り離せない私の思考の説明に
別サイトにUPしてあった文章を
ベースに推敲しました

自閉症ってなにかというのは
生きていくための判断に膨大な情報から
今必用なことだけ取り出せない
多すぎたり取り出せなかったり・・
一般的に自閉とイメージする子どもや成人は
その中で究極的で他人とのかかわりの認知が個性的で
うまくかかわれない情報の回路の閉じと開きの大きい
「自閉」の概念で説明できそうな超個性の一部なんですよね

私は未診断でだから根拠は弱いけど
今何年も前に書いた文章読んでますます思うのは
日常でこんなに今なにをするかの情報以外が
常に遮断できないなんて十分自閉症だし
結局わかって欲しいことはそれでも生きるしんどさなんだよな・・と・・
こんなこといちいち考えたいわけではなくて
もっと軽く今の穏やかな日常をたのしく感じたいのにできないの・・



掃除が苦手な私の言い訳。

はじめに。

多くの人が誤解しているけれど、掃除は例えばロボットにやらせようなんて考えると
どれだけ高度な情報処理の結果として、出来るかわからない、
現実には今の科学技術水準からは、神業に近い作業なのであって、
(実現するとしたら宇宙開発がもっと進んでそのテクノロジーの応用で
やっとだそう)

誰でも簡単に出来て当たり前だんなて思う方が間違いなのだけど、
なぜか出来ることが当たり前のように要求され続ける。しかも、
女である私には男へのより厳しい要求がある。だいたい男だったら
仕方ないねぇ・・・と誰かが(たいがい女)肩代わりしてくれる確率があるけど
女の私にはほとんど、ないもんね。
だけど、出来ないことがそれもありである言い訳くらいさせて欲しい。
掃除が得意とか当たり前に出来る人は運良く脳の機能が働いているだけのことで
それが当たり前じゃないそう思うから・・・・・・。

その1
掃除の一番の基本はなんでしょう。もしロボットにさせるとしたら、
一番最初の、情報選択は、「これがゴミか必要なものかの区別」
がしかし。これからして難しいことがある。
なんで?と聞かれても困るけど
物の必要性と言う概念も今はいらないのはわかるけど
「いつかはつかうもの」って曖昧さは無限大だ。

別に考えなくてもぽんぽん処理できるときも勿論ある。
だけどねその境目が自分の意志とかそんなことじゃぁ選択できなくて。
やりたくないからやらないじゃなくて出来ない状態の時、
なんでやらないなんて責められても困る。

実際にやりたくないと思ってもやり始めたら簡単になにも考えなくても
出来てしまうことがある。そういう感じの時はやりたいやりたくないとは
関係ない感覚で動いていると思う。
しかもこれが私の場合深夜とこれから夕食作って食べないととか
掃除や片付けに時間の割り当てが難しいときに能力の活用にあう
体になるので困る・・

片付けることに限らず
気持ちのやる気で行動がうまく制御できない感覚って
パソコンのフリーズを思わせる。ソフトも入れて、さあ動こうと思ったら
フリーズ。うーんなんで?原因わかることもあるけど
探せないこと多いし。動け動けと命令コマンド繰り返しても無駄なのよね。

「どうして出来ない」「頑張りなさい」はフリーズさせるOSの解決なしではどうにもならないことを
理解されてない感じが・・・

私が一番困っているのに
そういわれてもつらいです・・・・。

ゴミと必要なものの区別が曖昧な頭で
片づけものなんかしてしまうとなにをすてるか怖いし
関連付けがめちゃめちゃで
とんでもないところへしマイコンで探せないとか
ますますあとでこまるし・・・

片づけなければとにかく、そこか、どこかには、にあってなくならない。
これ以上困らないための自衛な時もあるよ。
掃除出来なくて困らないわけがない。汚いといらいらもするし・・・・。
でもできない時って出来ないのよ。本当に・・・・。

その2
ゴミと大事なものの区別が苦手。これは掃除の時だけじゃなくて、
ほかの何かの用事でも、
これは大事な用件かどうでもいいものか、後回しでも良いのかの
区別や優先順位をつけるのが苦手とリンクしている。日常それって、結構困る。
なぜって生きることというのはほとんどが情報を選択して優先順位をつけて行動することで
行動が成り立つからね。
ひどく大事なことを落としたり、どうでも良いことに結果としてこだわったり、
優先順位をつける脳の機能の働きがいまいち良くないためによく起こる。
最近でこそ、優先順位のつけ方が不得意なだけという割り切りが出来て、
どうもものが上手く運ばないときは考え直して現実に即した修正選択すれば、
いいんだと思うようになったけどそれが出来ないと
なぜこうなるのか自分でもよくわからないまま
ただ、パニックでますますよけいなことをしたり最初の選択に固執する結果になったり
墓穴を今以上によく掘った。
何で大事なことが区別が付かないのか・・・。
家族がトラウマで気持の感じがONかOFFしかない感じ。今でもする。
(そうじゃないぞとわかるようになってきたけどね。)
程良い緊張というのがないの。大事だぞとかなるとそこからは、
生きる死ぬみたいな極限へ飛んでしまうからパニックで頭の中は空白
何にも考えつけない。考えたら極限で生きる死ぬのあたまで
掃除なんか出来るかいって思うよ。
今は違うのわかるようになったし、そうじやないぞと言い聞かせながら生きているけどね。
トラウマというやつは人間が生きるために過剰な最優先で危険だ忘れるなと
体に埋め込む生物プログラムみたいものだから体からは消えない。
普段は忘れることはできてもね。たぶん絶対消えないと思う。


(2のこの文章誤解されるとこまる。もともと自閉で優先順位をつけるのが
不得意だった上に常に生死が掛かってる錯覚を親たちに与えられてそだったんで
ますます混乱が起きる脳になったのかと・・)

その3
掃除家事。これがいかに難しいプログラムなのか。たとえとして。食器を洗う動作。
なにがまず出来ないといけないか。ロボットに代行させるためには。まず指の動き。材質も形も違う食器を持って洗う動作。それを実現するだけでも難しいと思う。水なんてつくとすべるから。でも人間の手には水の温度にまつわるもっと色んな情報の処理機能がある。汚れが落ちる適温情報以外でも、熱湯なら命に関わるやばいぞ。とか。それから水にまつわる例えば子どもの頃の水遊びの思いでなど。膨大な水にまつわるエピソードの中から今必要な情報だけ選択している訳。しかも人間は。其れを体のバランスとってたち歩きながらやってのける

(ホンダのあの二足歩行ロボットに絶対食器洗いは出来ないぞ(笑))

さらに例えば他の優先順位と比べて行動もできる。
例えば地震が来たらから、宅配がきた。電話が鳴った。どっちが優先かを決めるプログラム。おまけに生きているプログラム。心臓を動かし。消化器官で栄養吸収排泄。果ては髪の毛を作り続け。どれもとめないんだよ。生きてるだけで偉大なことをしている気がする。それだけの複雑な精密機械なんだから、どこかにトラブルがでたら家事が出来ないのなんてひどく当たり前だよ。
家事能力ほかに比べ優先が低い下位プログラムを駆使した結果としてできるおまけ機能の恩恵で家事が簡単に出来る気がするだけ。

出来るのが当たり前なんて錯覚に決まっている。鬱のような
心のシステムダウンで一番できなくなりやすい
物をなにげに片付けるというどうさ
これはPCでいえばディスクトップで開きっぱなしで
膨大にメモリー消費してる作業におもえ
生きる保護OSソフトが不調を感じて最初に停止させるんだとおもう


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