ユミコのメモ箱
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Fくんの個展を見る。Fくんは以前一緒にコラボレーションした、テキストを用いたインスタレーションの作家さん。
小説を読むことは、その世界に没頭するのではなく、現実との関係を感じる行為であり、過去の作品(小説)から現代の自分がなにかを得られた、ということは、美術作家としての自分もその小説を読んだことで現代から過去へ、もしくは自己から(小説の著者も含めた)他者へ、何かを発信できるはず、というスタンスをFくんは常に保っている。
そういう、自分の『内』だけでなく(むしろ『内』ではなく)『外』との響きを楽しんでいるように感じられる展示である。それは、視覚的な響きであり、音としての響きであり、肌で感じることのできる(と思わせるような)響きであったりもする。
小説や本と版画の関係性にも興味を持っているFくんの展示は、身近でありしかし新鮮な『言葉』を私に丁寧に投げかけてくれて、とても勉強になる。
その後Oギャラリーにて、個展の申し込みをする。
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