けろよんの日記
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2004年10月25日(月) ひとりのちいさなて

 台風の余韻覚めやらぬと思っていたら新潟方面での大地震。
予想を超える状況に戸惑いがある。
阪神大震災が起こったとき、こんな大きな地震には
もう自分が生きている間にはありえないような気がした。
けれどまたこの地震。人生には何でも起こり得るのだ。
(確実に来るのは死ぬことと税金だけだとしても。)
奇しくもFさんの日記で同じような述懐を目にした。
自分だけではなく、意外に多くの人の共通認識だったのかも知れない。
阪神大震災をきっかけに群発地震が起こるという説もあったような
気もするが。

テレビで中年を過ぎた婦人が「5年前に建てたばかりなのに、、、」と
自宅の倒壊を嘆いていた。
亡くなった方、怪我をされた方、気落ちして病気になられた方。
仕事に大影響を受けた方。皆困っている。
阪神大震災の際にも思ったが自分に何が出来るのだろうと思う。
現地でのボランティアは物理的に無理があるし、受入側にも混乱を生じる
恐れがある。救援物資はある程度纏まったものでは用を足さないし、
地場の経済サイクルに支障が出るとの記事を読むと結論はやはり現金になるのだ。
そして、小額の義援金くらいなものかと思うとつい自嘲したくなる。
この程度の支援で何が役に立つものかと。

しかし、単純計算してみると1億円を集めるためには日本国民が1人1円
出資するだけでいいのだ。
こういう活動に興味がない人や、金銭面に余裕がない人、そもそもそんな
活動すら知らないという人もいるけれど、例えばけろよんが100円を募金する
ことで日本人100人分の募金になるのだ。1,000円だと1,000人分。
こう考えるとなにやら誇らしい気持ちにならないでもない。
たかが1,000円、されど1,000円。
こんなことして何になると思って何もしないより小しでも「何かする」というのが
大事なことだと思いたい。小額でも恥ずかしがらずに少しずつ募金をしよう。
「ひとりのちいさなて」は何もできないけれど、
みんなで手をあわせれば何かができる。

以前この日記で書いた基金。
http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/day?id=101418&pg=20041005
現在目標1億円の8割方を達成したそうだ。この調子であれば
達成まで後1〜2週間かと思われる。



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