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冬子 MAIL
21歳。都内在住、大学4年。東洋史専攻。
ゲームと読書を趣味としている。
ひっそりと小説を書いたりするのも好きらしい。


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ゴシップは人を呼ぶ

2004年07月30日(金)

サークルの練習が終わった後、久しぶりに中学からの友達であるF(♀)と食事をする約束をしていた。
待ち合わせ場所である新宿へ向かう途中、ぶるぶると震える携帯電話。
着信番号は、名古屋にいるはずの先輩(♂)だった。
出てみると、なんとなくの予感は大当たりで、今日、東京へ出張だと言う。
明日は名古屋に帰るけど、ヒマだから遊んでとの誘いだった。
この人の遊んでは=飲もうぜ、である。
友達を約束があるから、との理由で、一緒に途中まで帰っていたヒマな友人に先輩を押し付け、私は新宿へ。

久々に会ったFは相変わらず変わっておらず、いろいろな話に花が咲いた。
昔からそうだけれど、私と彼女は、共通の趣味を持っているわけでも、境遇が近いわけでもない。
共通しているのは、話が好きということくらいか。
けれど、不思議と話に花が咲く。咲きまくる。それはもう満開である。
今日の話題の中で、彼女が一番興味を持ったのは、やはり私の彼の話。
「根掘り葉掘り聞いていい?」から始まった彼女とのトークは、いつまでたっても、自分が中学や高校の頃を思い出させる。
内容は違っても、いつまでも空気というのは変わらない。
変わらないテンション、変わらない間柄ってのは、やっぱりいいなぁと思うわけです。

彼女は、現在彼氏と喧嘩中で、仲直りするためにこれから家をたずねるから、と早めに帰宅した。
じゃあ、せっかくなので名古屋からきた先輩と、その先輩を押し付けた友達が飲んでいる店へ行ってみようと思ったのだが、そこからはとんでもないことだった。
どうして人間っていうのは、身内のゴシップに激しい興味を示すのだろう…。

サークル内の恋愛において、もはやプライバシーと言う言葉はないと言っても過言ではないかもしれない。
他人の恋愛なんてのは話のネタでしかない。
現に、私もゴシップは大好きだ。彼と付き合う前も今も。
それは私のサークルに限らず、共同体において至極当然のことだろう。
人がゴシップを求める理由、それはきっと、自分の状況と比べたい欲求があるからに違いない。
今日はさらし者だった。なんてこった。

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