遠雷

bluelotus【MAIL

アメかムチか
2006年09月15日(金)

いつものようにお参りコースを終えて駅に着いたので電車から降りようと車内を歩いていたら、Hにものすごく似た人を見かけました。色白なところも、ほお骨の感じも、すこし厚めな唇も似ていて、背格好も、服装の好みも、髪型すら何となく似ているのです(Hより若くはありましたが)。今まで見かけた似ている人の中でも、一番似ていたと思います。あまりにびっくりして見つめてしまったら目が合ってしまったので、それ以上まじまじと見つめることもできずに仕方なく電車を降りました。せめてと思いホームから走って行く電車のなかにいるその人を見ようと、バッグの中の何かを探す振りをして立ち止まってみたほど、似ていました。

これはご褒美なのだろうかと最初は思いました。けれど、今日の「デート」は、天気も悪かったし腹具合もあまりよろしくなかったし時間も遅くなってしまったので、少し面倒だと思いながらなんとかたどり着き、暗くなりかけで怖いので駆け足でお参りをして、いつものようにはビールをわけあったりしないで済ませてしまっていたのでした。「ちょっとめんどくさい」そう思ってしまったことを咎めるための出て来たのだろうか、と思い直しました。

どちらにしても、仕事帰りではなくなぜ今日なのでしょう。単なる偶然でしかないできごとでも、やはり気になってしまうのは仕方の無いことだと思わせて下さい。



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