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スナの自由気ままな画像付き日記
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2007年06月07日(木)_
シグマの新しいレンズはどうだろう


注目のレンズ、SIGMAの「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」が発売されている。といってもまだキヤノン用のみだけど。開発発表当初は期待が膨らんでいたけど、仕様をよくよく見てみると、ニコンのVR18-200mmと比べて「買い」の要素があまりないような気がしてきた。



レンズメーカーのレンズは、カメラメーカーの(同じような)レンズより後発な分、価格が安かったりサイズが小さかったり、いろいろとお買い得感のあるレンズが多いと思う。

ニコンのVR18-200mmを使っていて不満に思う点は、まずその大きさと重さだろう。最初はシグマの18-200mm(OS無し版)を最初に使っていたから、交換するときは大きさと重さに苦笑いしたものだ。

だから、シグマが同じ様なスペック(手ぶれ補正・18-200mm)のレンズを開発中というニュースを見て心躍った。なぜなら、もっと小型軽量のレンズが出てくると思ったからだ。

しかし、蓋を開けてみると、重さはニコン560gに対してシグマ610g、大きさはニコン77x96.5mmに対してシグマ79x100mm、F値は望遠側ニコン5.6に対してシグマ6.3、ニコンVR18-200mmにある超音波モーターもシグマ18-200mmOSにはない。

写りの性能の程はわからないけど、先に挙げたようなスペックを比較すると、現時点ではVR18-200mmからの乗り換えはあまり考えられない。ニコンには宿敵VR18-200mmがあり、ソニーやペンタックスはボディ内手ぶれ防止があるからキヤノン用から発売したのだろう。



それでも、いいなと思う点もある。レンズの自重でせり出してしまうのを防ぐロック機構は羨ましい(VR18-200mmは、肩から下げているといつの間にかレンズがせり出してしまうことが多い)。

それから、VR18-200mmが10万円近くするのに対してシグマの18-200mmOSは7万円弱と、価格が抑えられている。これから手ぶれ補正付きの高倍率ズームレンズを購入予定の人にとっては、かなり魅力的なレンズだと思う。



それにしても、後発のシグマが時間をかけて開発してもこのサイズ・重さとなってしまったのだから、ニコンのVR18-200mmが1年半も前にこの性能で発売開始したことを考えるとすごい気がしてきた(開発コンセプト等が違うだろうから一概には比較できないのだろうけど)。

価格、サイズ、重量、描写性能等、バランスのとれたレンズを開発することは、とても大変なことだと思う。これからも、魅力的なレンズがどんどん出てくることを期待したい。
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