と言われたら、即「いいえ」か一拍おいて「……いいえ」の女性、多いんではないかと思います。自立・独立・一人でやれ、が正義になっている昨今、たとえ恋人だろうと、誰かの力を頼りにしたり、「やって」と頼むことは、思っているよりずっと勇気のいることでしょう。
特に、自分でやるのも相手にまかせるのも同じのような、微妙なラインの仕事をさっさと片付けちゃう、そこの手際のいいあなた。 自分の仕事をとられちゃうと、ずるけているような気がして、どうも落ち着かない真面目なあなた。
あなたの彼氏によく聞いてみてください。実は、結構寂しがっているかもしれません。
単独で物事を完成させることは、確かに立派です。ですが、反面寂しいことでもあります。あなた自身が、たとえば彼氏が困難に立ち向かっているとき、それに何も手を貸せないという状態を思い浮かべてみてください。誰かを助けたいという欲求は、人間誰しも普通に持っているものです。好きな人の望みを満たしてあげたいと思ったら、勇気を出して言ってみてください。「あなたの助けが必要です」と。
と言っても、もちろん日常にはそんな困難なんてなくて、「きれた電球まで手が届かない」とかがせいぜいだと思いますが。
ま、電球レベルの困難でもいいです。悪びれずに「お願い」と言ってみるところから始めてください。そして、換えてもらったらいっぱいの笑顔で「ありがとう」と言ってあげてください。一人で電球を換えてしまうのとは、嬉しさの絶対量が違うと思います。
MSNのコラムがあまりにムカついたので、同じ趣旨とほぼ同じ文字数で改題した文章です。 一応コラム文の練習という意味もあり。
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