見えない部分の美容(HPの……)にいそしんでおりました。皆様ちょっとぶりです。この間普通の生活をして、普通に歩いていても、いきなり膝に水が溜まることもあるということを学習してまいりました。運動不足って意外と怖いものですね。
さて、予告どおり前回の続きになります。
以前から、データをとって様々にそれを解釈するのは好きなほうなのですが、この結果はあまりにはっきりしていたのでちょっと感動しました。思えばこれが「第一印象の重さ」というやつなのでしょうか。普段生活していてこれを数値化することなどほとんど無いでしょうが、デジタルな世界の記録だと秒数まで分かってしまうわけです。
ひとはよく、「見目より心」と、内面の大切さを強調しますが、とてもそんなこと言ってるヒマはなさそうです。勝負はたったの五秒。その間に誰かにいい印象を持ってもらう必要があります。自分が何を見せたいかをはっきり意識し、どうやって見せるかを考え、手際よくそれを実行しないことには始まりません。
さて、得た教訓をもとに、サイト構成を考え直してみました。 勝負は五秒です。トップページにおいては五秒以内にコンテンツを見る気にさせ、メニューにおいては五秒で作品を読みたいと思わせなければいけません。
まずトップページについて考え、いきなり諦めました。
なぜかっていうと、うちのサイトはデザインにおいてはものすごく無難だからです。無難かつきれいなテンプレを選んで使用し、手はほとんどかかっていません。ものすごくデザインに長けているのでないかぎり、こういう個人サイトで重要なのは見やすくて、無難で、きれいなこと。私は@ORionさんを信頼しています。よって、直すところはなし。
それ以前の問題として、トップ画面には最大の障害があります。言わずとしれた、やおい注意書きですね。これを外せば多分、劇的な変化があるんですが、今のこのテイストでお断りをしないのは適当とは言えません。 というわけで、やっぱりこれも直すところなし。
諦めたので、次の小説メニューの改善にかかりました。
色味構成とも、問題はないようです。ただ、文字は全て灰色一色の同じサイズで、タイトルにリンクが貼ってあるだけでした。小さい文字のほうがデザインがすぐれて見える、というのがウェブのお約束ですが、それは反面読みやすさを犠牲にしていることでもあります。 (あまりにも小さいと殺意を覚えるという閲覧者さんも実在します)
ここにちょっと改良を加えました。メニュー上でタイトルにあたるものだけサイズを一段階大きくし、太字にします。ちなみに、中の小説自体にのってるタイトルも同様。要するには、どこを見せたいか、とどこが重要か、をはっきりさせて、強調したのです。
こんなことでと思われるでしょうが、五秒で引き返す人が三割ぐらい減りました。コンテンツがもっと多くなったら、また別のことを考えなければいけませんが、当座の対策としてはそれなりのものだと思います。
次に、小説本文の工夫です。 昔から、同人サイトには黒バックに白文字の組み合わせがとても多いのですが、あれはどうしても雰囲気が暗くなります。暗いコンテンツなんだからそれでいいのかもしれませんが、もともと暗い内容に暗い背景を合わせると、気が重くて興がそがれる、ということが確かにあります。……はい、申し訳ありません。当サイトも黒バックが多いです。
というわけで、せめてきれいな背景を合わせることにしました。背景画像の上に文字を重ねると見づらくなるので、本当はあまりやらないほうがいいんですが、何とか、タスクバーの動き次第でそれほど見づらくならないように調整してみました。今度からは控えめな背景を選んで、テーブルの中を色で塗りつぶそうと企んでいます。見えづらい方は、是非教えてください。
あとは動作環境です。 サーチエンジンからの通知で知ったのですが、NN4.7ではコンテンツはまったく見られないとのこと。 しかし、これも改善に向けた努力は諦めました。NN4.7のことを検索してみましたら、一瞬にして以下のような文章が引っかかったもので。
「ずっとNN4.7でも快適に見られるサイトを作ろうと心がけてきましたが、もうダメです!私は疲れました!心の底から疲れきりました!これからはNN4.7に配慮しないで作ります!ごめんなさい」(要約済み)
……。 何があったんだか知りませんが、壮絶な戦いが予想されます。
工夫についてはこれくらいです。サーチへの本登録も終わり、挨拶周りも一通り済んだので、一週間でけっこう最初の山場は越えたような気がします。ということは、これくらいが定常状態と言えるわけで。
こんな風に色々と努力した結果、一番人気の出たコンテンツはと言えば……。
………この日記だったりします。
こいつが一番時間かかってなかったりするんですが。
WEB拍手: トモコさん>「鬼」、気に入っていただけたみたいで物凄く嬉しいです! 相変わらず暗いわ黒いわの文ばっかり湧いて出ますが、黒いなりに見どころを用意してますので、また構ってやってください(笑) 毎度ありがとうございました〜
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