* Droppingwell *

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2004年10月05日(火) サハラの国

チュニジア、という地名にはなんともいえないエキゾチズムを感じる。地中海に面していてヨーロッパ、アフリカ、アラブの文明が交差するところ。カルタゴだなんて名を聞いただけで旅心がくすぐられてしまう。
島田雅彦のチュニジア旅行記を読んでいる。文は少なくてすぐ読み終わるのだけれど、ぱらぱら読み返したり、写真を眺めたり。3部構成のうち、1部の、砂漠を旅しながら遊牧民の人たちと会ったりしている様子を読むと、そこへ行きたいというより、なんだかなぜ私は遊牧民でなくて、日本のこんなところでこんな生活をしているのか不思議になる。砂漠でシンプルに、でもきっとそこにはそれだけの奥深さのある人生を送っていてもいいのじゃないかなんて気分にさせられてしまう。
サハラ砂漠の「サハラ」とは、何もないという意味だという。
「何もないところでは、感覚が活発に働きだすだろう。」

今日もコンクリートに冷たい雨が降り続く。砂漠とは正反対の世界。


かほ |MAIL