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2004年07月14日(水) 疲れた

今日はみんなが起きる前に家を出た。

6時に起きて、息子のお弁当を作って
子どもたちの朝ご飯を用意して、着るものを揃え
あわてて家を出る。
自転車で暴走して(スーツで暴走するオバサンは怖いだろう)
あわてて駐輪して、電車に飛び込む。
やっとほっとする。
自分が、朝ご飯を食べなかったことに気付く。
ゴミ出しも、忘れた。

仕事は楽しかった。
緊張感はあるけど、バリバリに働いている男の人たちを見て
脱帽して、そしてあこがれる。
すごい。私には到底、届かない世界。

くたくたになって、帰宅する。
7時をまわってしまった。
お弁当を買って帰るから、みそ汁だけは作っておいてください、と
夫にメールをしていた。昼くらいに。

帰ってきたら、夫はちょうど、娘の塾のお迎えだった
(もちろん私の車で)
家の中は荒れ放題。テーブルには朝食べたお皿。流しにもいろいろな食器。
昼に自分で買ってきて食べたであろう
お寿司のカラ容器。コップ多数。
朝、ゴミを出しておいてください、とメールしたのに
ゴミもそのまま。洗濯ものもどっさり。
みそ汁も、もちろん作っていない。

流しに立って、出汁をとりながら、
とりあえず食器を洗い始める。

帰宅していた息子が、疲れた顔の私を見て、
「ママ、そのままじゃ、倒れちゃうんじゃないの」
と言った。なんだか涙が出てきた。
「ママ、みんなが起きる前から仕事にいって、帰ってきて、掃除も洗濯も食器洗いも、
全部またママがやるっていうの、しんどいよ。」
「こんなの、やだよ」
いいながら、ポロポロ涙がとまらなくなった。
息子は椅子からあわてて立ち上がり、
掃除機をかけて、片づけてくれた。

夫が帰ってきた。
何も言うまいと思っていたけど、どうしても我慢できずに
ひと言言った。
「一日何していたの?食器もそのまま、ゴミもそのまま、掃除機もかけず。
せめてそれくらい、してくれてもいいんじゃないの?」

夫は「はいはい、ごめんなさいね」

そして次に「働いてるからって、恩に着せるんじゃないよ」

そこにいると思うから腹も立つ。
いないものと思って、何も期待しなければいい。
こんな中で、なぜ夫のパンツまで洗ってタンスにしまわなくちゃいけないんだ、と
思う
でも、洗わないと、「ママは意地悪して洗ってくれない」と子どもに言い
子どもを、むやみに不安な気持ちにさせる。

本当に本当に、本当に、いやだ。

義母は「昔とは違うんだから、子どものために我慢してまでいることはない時代なのよ」
と、私の離婚をむしろバックアップしてくれている。
でも、昔と今と、時代は違っても、
子どもが感じることは、同じだろう。
子どもは、それでも父親が好きなのだ。

私の近所のお友達で、
ダンナさんの悪口を、子どもに言い続けて、
とうとう子どもたちはパパを大嫌いになり
晴れて離婚をした人がいる。
離婚したの、と報告したとたん、
PTAでいっしょだった男の人とその子と
彼女の子どもたちと、6人で暮らし始めた。
つまりは、そういうことだった。

潔いと思うか、うらやましいと思うか。

私には、とてもそんなことはできないし、
そうしたいとは、思わない。

子どもに対して、その子の半分の血が流れている人を
とことん悪く言うことはできない。
私が否定することで、子どもたちは何をどう考えるのか
考えすぎかもしれないけれど、私には、できない。

私はせいぜい日記で、気持ちを吐き出すくらいしか、できない。

息子が帰宅したのは午後3時すぎ。
夫は、ワイドショーをみていたらしい。

気にしない、気にしない、気にしない・・・・。


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