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2005年10月12日(水) スコーンスコーン♪

 スコーン食べたいの。
 と、手作りスコーンキットを両手で掲げながらあすかは言った。俺はそれをへーほーふーんと眺めたのだが。いや、食べたいんだろうな、とは思った。あすかの表情を見ていたら、それはそれはもう、にこにこと笑顔に溢れていたから。だけど、そこにあるのは所詮手作りスコーンキットであって、スコーンの現物ではないのである。
「で?」
 俺は嫌な予感をかみ締めながら、あすかの言葉の先を促した。あすかは悪びれずに言った。
「作ってっ」
 作って、ですか。予想通りの言葉にため息が出そうになるが、俺は何とか作った笑顔を貼り付けることに成功した。作れ。お前が。脳裏にそんな言葉が浮かんだが、口には出さない出しても無駄だしそれにもうちょっと柔らかい言葉で丁寧に断ろうそうしよう。
 俺は畳の上に正座した。「あすかちゃん」と呼びながらとんとんと人差し指で畳を叩くと、ぴょんっとそこにあすかも正座する。畳。そう、畳だ。俺の東京のアパートも実家もフローリングだらけで畳というものには慣れていない。少しばかり肌に柔らかい気もする。そう、今日は珍しく俺、あすかんちに遊びに来ているのだ。いや、やることは二人でだらだらする、と普段どおりの俺たちなのだが。
「あのね、俺の言いたいことは、解る?」
「解らない。だって、春人、言ってないんだもん」
 そうね。口にしないと人の気持ちを汲もうともしない子でしたよね。反省。俺が。
「ここね、俺んちじゃないのね。解る?」
「うん、見れば解る」
「人んちの台所を荒らすのって、ちょっとね。解る?」
「大丈夫、あたしが許可する」
「俺が何を言いたいか、解る?」
 うーん、とここであすかは首をひねった。
「たまにはあすかが作りなさい」
「えー」
「えーじゃない。俺もね、たまに考えるわけよ」
「何を?」
「彼女の手作り料理が食べたいなぁ、彼女の手作りお菓子が食べたいなぁ、彼女の優しさを感じたいなぁ、彼女って、そういうものじゃなかったかなぁ」
 あすかは頬を膨らませながら俺を睨んだ。う、と少し怯みそうになる。いや、俺は間違ったことを言っていない。当然の主張、当然の彼氏の主張だ。
「春人はずーっとずーっとそういうこと思ってたんだ……」
 う、と少し怯みそうになる。ずっと? ずっとは思っていない。半ば諦めていた部分が大半。だってそうだろう。多分、俺が自分で作った方がよっぽど美味いものができるんだし。って、ちょっと話がずれている。訂正。
「いや、そうじゃなくて、ね。あのね」
「スコーン食べたいーっ」
 あすかは駄々をこねて俺の正座した膝に自分の体を乗せた。俺の顔を覗き込んで。それからもっかい言う。
「スコーン食べたい」
「……」
 食べたい、のね。スコーン、食べたい、のね。
 俺はため息をついた。
「一緒に作る?」
「うんっ」
 それって多分、ほとんど作るのは俺なんだろうな。もう一度ため息をついた。
 俺も大概甘い。いや、いつだってあすかを甘やかしすぎている気がする。




 スコーンキットは約八個ほど作れる量が入っているらしい。箱をあけて、スコーン粉を眺めて俺は言った。
「二人で八個も食べれないから、半分作ろう」
 あすかははーい、と言ってボウルを俺に手渡した。あすかんちの台所に入るのは初めてのことである。とりあえず、うちの台所と違うところは、なんだか和風の雰囲気が漂っていることか。あすかんちは築二十年以上は過ぎた和風な家なので、台所もところどころ年季が入っているように見える。うちよりは狭い。五人家族なのに。いや、長兄は今でもアメリカにいて帰ってきていないんだから、現在は四人家族か。ちょうどダイニングテーブルも椅子が四脚。
「水を、四十cc、な」
「はーい」
 あすかが蛇口を捻って計量カップに水を注いでいる。その間に俺はダイニングテーブルの上でボウルの中に粉を半分入れていた。コンロからダイニングテーブルの距離は一メートルほどなのだった。ようするにこの台所、狭い。まぁ、作業はやりやすいのだろうが。俺の家はカウンターを越えた先にダイニングテーブルあるし。一人暮らしのアパートなんて調理のことを考えたら、不便極まりない作りである。
 ボウルに粉を入れたところであすかが計量カップを持ってやってきた。
「ほら、入れて」
「はーい」
 あすかは何も考えていないのだろう、いきなり計量カップを傾けてどばっと水をボウルの中に流し込んだ。説明書を見る限り、手でこねていいとのことなので、俺がボウルの中に手を突っ込んで練り始める。
「あー、春人、楽しそう」
 なんてあすかは見ているのだが。……あれ? おかしくないか? 作っているのはスコーンだろ? ……何故だ。
 何故か、スコーンの生地は水っぽい。
「……あすかちゃん」
「ん?」
「その、計量カップ、見せて?」
「うん」
 あすかが計量カップを上げる。五百cc入る計量カップだ。
「あすか、どこまで水入れた?」
「え? 四十だから、線の下」
 線は、四個しか引かれていない。五百cc入る計量カップ。そう、五百だ。
「あすか、お前、水入れすぎじゃねえか……!」
 懸命にこねていたって。水っぽくなるに決まっているんだ。だって、水、約百ccじゃねえか!
「え、これ、五十ずつに線引いてあるんじゃなかったの?」
「ちゃんと見ろ! 百ずつだ!」
「えー。じゃ、どうしよう……」
「どうしようって……」
 俺は残りの粉を見る。半分入れたから、半分残ってるわけで。俺はため息をついた。
「残り。入れて」
「入れたら大丈夫?」
「うん、大丈夫。多分」
「じゃあ、入れるー」
 俺は手を引っ込めた。ボウルの中に残りの粉が注がれる。それから、もう一度こねはじめた。今度は水がなかなか粉に回らない。全部練らないといけないのに……、と、一生懸命練っていたらうまいこと生地ができあがった。ようし、粘り気も出てきた。満足して俺は生地から手を離す。
 しかし、あすかが手順書を読んだ。
「粘り気が出るまで混ぜないで下さい……」
「……粘り気?」
 俺は自分の指を合わせた。指には生地がこびりついている。指をちょっと離す。みょーんと生地同士に引力が生まれていた。
 俺たちは沈黙して見つめ合う。それから、お互いに言った。
「大丈夫」
「食える」
「平気」
 さて、次の作業。次は、ええと、二センチ厚に伸ばす、と……。調理台の上で? 調理台はないので、あすかがキッチンペーパーをダイニングテーブルの上に敷いた。その調理台の上で伸ばす前に別の作業がある。調理台に小麦粉を降る。早速あすかが探し始めた。まず、コンロの下。なかった。引き出し。なかった。あすかはいろんな戸棚を開けるけど、一向に小麦粉が出てくる気配なし。
 やがて、小麦粉を探してしゃがんでいたあすかが立ち上がった。
「てんぷら粉ならあったよ」
「何で!?」
 そう言うあすかの手には確かにてんぷら粉。まぎれもなくてんぷら粉。いや、それはいい。てんぷら粉も、あるといいですよね。でもね。
「何で小麦粉がねえんだ、お前んちには!」
「え、いらないからじゃない?」
「ハンバーグとか作らないのか!」
「え、ハンバーグにいるのって、肉じゃん」
「小麦粉もいるだろう!」
「あのね、春人。これも見つけたの」
 とあすかが取り出したのは。
 お好み焼き粉。
「どっちがいいー?」
 二つ並んだてんぷら粉とお好み焼き粉。あすかはにこにこ笑っている。俺は体を震わせながら、その二つを眺め――、ついにてんぷら粉を手に取った。
 その理由は、ただ単にお好み焼き粉の封が空いていなかったからである。俺はしかたなくキッチンペーパーの上にてんぷら粉をまぶした。あぁ、見た目は間違いなく小麦粉。
「ここに流すの?」
 と、俺の言うことを聞く前に、あすかはボウルを逆さにしてスコーンの生地をキッチンペーパーの上に落とした。だらりと流れていく。それから〜、と歌うようにあすかが生地を伸ばし始めた。
 ……説明書には二センチ厚と書いてあったはず。しかし、どう見ても一センチもない。うすうすにスコーン生地が伸びていく。
「あすか、ええと、もっと厚くだろ?」
「え? じゃ、もっかい伸ばそうー」
 と、あすかはスコーン生地を折りたたもうとした。が。
 びらり。
 ――生地とともに下に敷いていたキッチンペーパーが持ち上がった。
「……ねえ、春人」
「うん、あすか?」
「薄くても、いいよね」
「うん、降ろしとけ」
 スコーン生地は薄いまま、型を取ることに決めた。これが、粘るほど混ぜた結果なのか……。
 型はきちんとキットの中に入っていた。これで生地をくりぬけばうまく形が整うという仕掛けである。あすかがえいっと型を取る。
 ――ていうか、予想するべきだったのだ。さっき、キッチンペーパーがめくれたんだから、当然今回もめくれるに決まっていたのだ。
 型と共にキッチンペーパーが起き上がる。あすかがえい、と手で無理やり生地とキッチンペーパーを引きちぎる。するとどうなると思いますか。
 型からスコーン生地がはみ出ている。スコーンの形なんてどこにいったのだろう。丸い形になるはずだったのに、そこにあるのはいびつな形をした(元は丸、かもしれないと思える程度の)薄いスコーン生地だった。
 それを繰り返して七回。本当はキットには約八個作れますと書いてあったのだが、無作為の場所から型を取ったため、あと一個どうしても生地が集まらなかった。ところどころには分厚く残っているのだが、もう集める気にもならず一気に捨てた。いい。別に、惜しくもない……。と、最後に型を取ったスコーンは、よせ集めて作っていたため、異常に分厚く異常にでかい。八個作れなかったのはこいつのせいかもしれない、いや、人の、いやスコーンのせいにしてはいけない。
 七個を適当に大きな皿に載せて、ふぅ、とあすかは一息ついた。スコーン生地まみれになった手を水道で洗い始める。
「二十分置いておくとふっくらするみたいだけど」
 石鹸を使ってごしごし賢明に粘り気を取ってるあすかは言った。
「んじゃ、ほかっといて遊んでよー」
「いや、ちょっとぐらい後片付けを。ほら、ボウル、洗う」
「えー」
「えーじゃありません、ほら、洗う」
 流しに無理やりボウルを置いたら、あすかはぶつぶつ言いながら洗い始めた。うん、こうやって育てないとね。甘やかしてばかりじゃあね。
 ただいまーと玄関の方から声がした。あ、と俺はうろたえる。しかしすぐにのれんをめくって、あすかの母親がスーパーの袋をぶら下げて現れた。おばさんは俺の顔を見るとあらあらと目を大きくした。
「春人くん、来てたのねぇ。何してるの、うちの娘は」
「こんにちは。お邪魔してます……」
 ぺこりとお辞儀をするとそれにかぶさるようにあすかが答えた。
「スコーン作ってたの」
「スコーン? 何それ」
 なんとおばさんはスコーンを知らないらしい。おばさんはダイニングテーブルに広がった無残なスコーンの生地を見て首をかしげた。
「これがスコーン? 汚いわねぇ」
 さすがは桐生の母。即効で思ったことを口にする。まぁ、確かに正直、見た目は全くよろしくないが。
「お母さんも食べれるの? ていうか、これ、食べるものよね」
 さすがは桐生の母。普通に失礼なことを口にできる。悪びれもせず。あすかを育てただけのことはある。
「まずかったらあげるー」
 きゅっと蛇口を閉めてあすかは言った。なんと。この子供はこんなこと言っちゃっていいのか……。
「まずそうだけど」
 なんと。この母親はこんな受け答えしちゃっていいのか……。
「お母さんお母さん、うち小麦粉ないって異常だって春人が言ってたよ」
 何ぃ! 俺に話題をここで振るか!?
 おばさんは俺の方を見てからあすかの方を見た。
「だって小麦粉、使わないもの」
 何ぃ! 本当に小麦粉を使った料理を作らないのか!?
「お母さん、喉渇いたわぁ。なんか、お茶が飲みたいわぁ」
 おばさんはどかっと椅子の一つに座ってしまった。どさっとスーパーの買い物袋をテーブルに置いて。えー、とあすかが不平の声を上げる。
「どうせ冷蔵庫にしまうんだから、自分でやればいーじゃーん」
「お母さん、あすかに片付けてもらいたーい」
「えー、めんどーい」
「お母さんもめんどーい」
「春人ー」
「春人くーん」
 何ぃ! この親子、俺に冷蔵庫に片付けさせるつもりか! 娘の彼氏に、人んちの息子に冷蔵庫を荒らさせていいというつもりか!
 しかし、二人の目線が、俺を突き刺す。
 あ。う。
 俺はうめいた。
 そして、目を逸らして言った。こぶしは握られている。
「お茶は、やっぱりスコーンだし、後で紅茶を淹れましょう……! 冷蔵庫には早く入れないと腐るものもありますから、入れます……!」
「わーい」
「ラッキー」
 くそ。この親子、素で喜んでいる。この親あってこの娘ありだ。そういや、この性格、兄貴もだったな……。みんなわがままだなんて、桐生家の謎だ。父親と長兄がよほどしっかりしているのだろうか……。




 そんなこんなで二十分が経過した。あすかの母親はもう居間に戻ってテレビを見ている。時折、居間の方から笑い声がした。
 放置しておいたスコーンの生地を見てみる。が。
「ねえ、春人ー」
「何?」
「何か、変わったー?」
「さぁ……」
 スコーン同士が影響しあって膨らむ、と説明書には書いてあったんだが。もともと厚さ一センチもなかったスコーン生地は、今も一センチあるようには見えなかった。膨らんだとはお世辞にも思えれない。
「時間が足らないのかなぁ」
「いや……もういい。焼いてしまおう」
「そうするー?」
 そうする、と俺が決めたのは。――待っていてもしかたなさそうだからだ。
 オーブントースターにアルミホイルを敷く。その上に、スコーンを並べ――る予定が、置いておいた皿にまたも生地がくっついてしまい、伸びてしまう。無理やり皿から引き剥がしてアルミホイルの上に載せたら、さらに形がいびつになってしまった。
 タイマーを六分にセットして。電気が赤く点灯し始めた。それを見てから、俺はふうとため息をついて、スコーンの載っていた皿を洗い始めた。それを終えると次は紅茶の準備。あすかんちに紅茶の葉があるとは思えない。とりあえず、いつのものかは解らないが、ちょっと汚れたティーバッグを見つけたので、予めお湯で温めておいたカップにそれぞれバッグを入れる。その間に沸騰させておいたお湯をやかんから注いで。カップの上にソーサーを置いて、しばらく放置。俺が椅子についたころ、あすかも椅子に座って頬杖をついて俺の行動を眺めていた。
「春人、手際いいねえ」
「お前の手際が悪いんだ」
「だって、春人、一人暮らししてるもんねえ」
「そういう環境のせいにしない。お前もなぁ、もうちょっとだなぁ」
「でも、やっぱりやれる人がやった方が、効率よくない? だから、あたし、家計簿つける!」
「……それは結婚後のプランか。お前がやるのは家計簿つけるだけか。俺がやるのは洗濯料理掃除、プラス仕事か」
「うん」
「うんじゃねえよ!」
 って、さっきから俺ばかりがスコーン作りをしているじゃないか! これはよくない。もう少し、あすかに厳しく……。
「じゃあ、何でもしてくれる旦那を探すー」
「いや、そんな男いねえ。絶対いねえ」
「そんなことないもん、きっとセレブはそんなことしないもん」
「お前がセレブ!? ありえないから」
「そんなことないない、きっとあたしをセレブにしてくれる男がいるはずだー」
「そんな男はいないから、俺で我慢しときなさい」
「ぶー」
「膨れてもだめ。ったく……」
 ふと、鼻先に香ばしい香りを感じた。俺は眉をしかめる。この匂いの元は――オーブントースターから……、まだ六分のちーんという音は聞いていないのだが……。
 俺は椅子を倒さんほどの勢いで立ち上がり、そのままの勢いでオーブントースターを開けた。
 スコーンの表面からぷすぷすと煙みたいなものが飛び出している。先ほどまで白いほどだったスコーンの生地がいつのまにか狐色を飛び超えて黒色に変わっていた。
「できたっ?」
 あすかが俺の横からスコーンの出来を確かめようとする。どうせあすかが触ると火傷して騒ぐだろうから、俺は彼女を制して自分でスコーンを拾い集めた。
 いびつだったスコーンの生地は焼きあがりも黒くいびつな形で膨らんでいた。
 紅茶の方はいい具合に色が出てちょうどいい味が出ていた。しかし、スコーンは……、俺はあすかと顔を見合わせた。
「食べれるかなぁ」
「ああ、まぁ、食べれるんじゃ……」
 スコーン七つはそれぞれみんな大きさが違う。その一つを手にとって、俺は口の中に放った。もさもさとスコーンのかけらが口の中に広がっていく。確かに、味は、一部苦いものの、スコーンの味がした。あんな、てんぷら粉とか使ったのに。水の量間違えたのに。粉、練りすぎたのに。
 俺はあすかに対して親指を立てた。あすかも笑顔になって、じゃあ、とスコーンを口にした。
「けっこうおいしいね」
 なんてあすかは出来立てのスコーンを頬張っている。たしかに、焼き立てだからこれでもふわりと柔らかくておいしいのだった。さすがは手作りスコーンキット。俺が淹れた紅茶は言わずもがな。
「よし、これならおばさんに渡せるな」
「うん、これならいける」
「持っていくか、あすか、お盆」
「え、どこにあるか知らない」
「お前んちだろ、ここ……」
 結局、皿にスコーンを載せて、紅茶を片方の手で。あすかの両手は紅茶だけでふさがって。俺たちは居間までスコーンを運んでいった。
 するとその居間にはおばさんどころか、おじさんもいて、平安兄ちゃんまで揃っていて、俺はなぜか一人で台所に戻り、おじさんと平安兄ちゃんの紅茶を淹れるはめになった。
 居間に戻ると多分スコーンがないんだ、だってここは桐生家だし、と思いながら戻っていくと、あすかがスコーンを半分に割って食べていた。
「春人、残りー」
 と、渡される。俺は遠慮なく受け取って口に入れた。うん、おいしい。あすかと半分こ、おいしい。
 そのままなぜか俺は桐生家の団欒の中に加わって一緒にテレビを見ていたりする。
「春人くんは何でもしてくれる男だなぁ、あすか」
「お前には出来た彼氏ねえ」
「弱すぎね?」
 桐生家から散々からかわれながら、俺はでかい体を小さくしていた。
 ……あの。俺、何でもやる男にいつのまにか、なっていませんか。
 でもまぁいいか。何だか俺は桐生家にもまれているけど、なんだかあすかはとっても楽しそうだった。
 あすかが楽しければまぁそれでいいと思う俺はやっぱりなんだかんだいって、桐生飛鳥にめろめろだ。……でも、やっぱり、ちょっと、甘やかしすぎだ。






















 ※このスコーンの手順は実話です。



 自分でやってあまりのネタぶりに思わずぼくにちアレンジです。
 ……24枚あります(書きすぎ)。
 スコーンを作ったのは昨日で、うまくいったら人にあげようと思っていたのですが、てんぷら粉しかなかった時点であきらめました……。
 ……フ。なんだか、ね。
 ちなみに最後の方はやる気がなくなってどうでもいい終わり方。ゴメンヨ、まぁ日記ダシネ(普段も一緒ダケドネ)。





 ……長いので、ヒトコトは明日。いただいていたのに。ありがとうごめんなさい。
 ついでにいつもは書かないのですが、面白かったよメールを押してくださる方々もありがとうございます。
 でもヒトコト明日といいつつ、間違えて水曜の日付で書いたのはナイショだ。(つまり明後日以降か……) 




一言ございましたら。

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