【感想】05/06/18 スルース(マチネ)
アンドリュー・ワイク…広瀬明雄
ミロ・ティンドル…下村尊則
ドプラー警部…松本克弘
タラント部長刑事…三浦康雄
ヒッグズ巡査…稲葉薫◆思いのほか早かった再演に、諸手上げてヒャッホーとなりつつ、今回はさあ来いとばかりに最前列で騙されてきました。今回もネタバレ注意は反転でちょっとメモを。とにかくこの作品は何も聞かずにみんなに観にいってほしい! そして一緒にニヤニヤしてほしい!(笑)個人的にはアルプの記事も読んじゃ駄目だとおもう…。
◆心なしか広瀬アンドリューの白髪部分が増えたような?(気のせいかも)
◆それにしてもセットといい小道具といい近くで見てても全くアラがありません。アンドリューの小説がばらかまれた時に一枚客席に落ちてきたのですが、ちゃんと文字が打ってあるんですね。遠目だったので読めませんでしたが。幕間に係員のお姉さんが回収していきました。そしてなにより2幕の前半のあのひとが※反転→
違和感無く、というかキャラクターが曲者なので違和感の塊ではあるんですが、なにしろ舞台なので舞台メイクと衣装をつけた役には見えるわけですが、まさかあの下からさらに違う役が出てくるなんてそんなんありかーと2度目なのにやっぱり思いました。
◆2幕でへろへろになったアンドリューが「マカロニやろー!」とか「どぶねずみー!」とか「みそっかすー!」とか思いつく限りの悪口をわめく場面が好きです。それに声だけで「そのとおりー」「おそれいりまーす♪」と返すミロと。
◆今回はアルプに載っていたインタビューを思い出してミロのスーツに注目していたのですが、厚みは普通にあるのにすごく柔らかそうで動くたびに皺が綺麗に出るんですねー。ジバンシィのドレス生地で作った一点ものだそうですが、やはりミロにとっても一張羅なのかな…(笑)。むせて酒を噴き出すシーン(ほんとに噴いてた)でうっかり飛び散ったりしないだろうかといらぬ心配をしてしまいました。あともうひとつ、飲んでるウィスキーが実は午後の紅茶というのが、味が想像できるだけに気になってなりませんでした。がんがん飲まされてミロがべろべろに酔っ払っていくんですが、頭の片隅で「でも実は午後の紅茶」と誰かがささやく。ああ。2幕でアンドリューが飲んでいたスパークリングワイン?の中身は何だろう。
◆純粋で子供じみている分ミロの方が厄介な人に思えます。そこに大人の頭脳が加わるとああなるのかと。大人の全力で本気の悪ふざけ、というところは同じなんですが。
◆ミロは最後、本当はそうするつもりだったんだろう。山羊のミルクの風呂を我慢してもらって本当にマーガリートと愛だけを頼りに暮らす気だったのか、それとも2幕の最初から、ラストのあの台詞をアンドリューに言ってやるために仕組んでいたことだったのか。あ、でもどちらにしても勝負の結果は同じなのか…。そしてアンドリューはラストのその後はどうしたんだろう。「低く狙いをつけたんですがね」のあのシナリオを使えば免れることはできるかもしれないけど、どうしたのかなー。
◆2幕の後半はとにかく色々な感情が複雑に絡み合っていて、紙一重で違う展開になってしまいそうではらはらしました(なる訳ないんですが)。風向きひとつ違えば一緒にゲームをして暮らすことになっていたかもしれないんですよね。ミロが言うように上手くはいかないだろうけど。
◆ミステリーの2度目ってどうなんだろう、とちょっと思っていたのですが、前回のように騙されたのか何なのか解らずポカンとしていた分がないためよりじっくりと舞台そのものを味わうことができました。うーん大好きな舞台です。また再演したら2度目の人も誘って行こうと思います。
◆あ、余談ですが開演前に隣の四季劇場で夢醒めのロビーパフォーマンスだけ覗いてきました。パフォーマーさんのジャグリング(大好き)を見て、吉原高足ピエロさんに握手してもらってきましたよ。わーい。
#st
2005年07月01日(金)