【感想】05/05/27 キャッツ(マチネ)1幕
グリザベラ…金 志賢
ジェリーロラム=グリドルボーン…秋 夢子
ジェニエニドッツ…高島田 薫
ランペルティーザ…章 ヤヤ
ディミータ…増本 藍
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…山本貴永
タントミール…工藤伸子
ジェミマ…王 クン
ヴィクトリア…坂田加奈子
カッサンドラ…井藤湊香
オールドデュトロノミー…種井静夫
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…キム スンラ
マンカストラップ…福井晶一
ラム・タム・タガー…芝 清道
ミストフェリーズ…蔡 暁強
マンゴジェリー…武藤 寛
スキンブルシャンクス…鈴木涼太
コリコパット…徐 元博
ランパスキャット…百々義則
カーバケッティ…三宅克典
ギルバート…萩原隆匡
マキャヴィティ…高 榮彬
タンブルブルータス…岩崎晋也
(敬称略、太字は初見猫さん)


あまりに魅力的なキャスト陣に我慢しきれずに有給とって突発。平日行くのは初めてだったのですが、1階2階ともBC席とギャラリーに全面的に学生さんの団体が入っていていつもより賑やかな場内で、楽しそうな雰囲気に始まる前からテンション上がりました。上演中も通路に猫が現れたり靴が落ちてきたりしたときの客席の反応がダイレクトで面白かったです。ネーミングでもあちこちからうわーって歓声(や悲鳴)が上がったりしてて、自分が初めて観にいったときのことを思い出しました。役者さんたちもやりがいがあるだろうなあ。
初見は種井長老とキムガス。キムさん東京初期のスキンブル以来お見かけしていなかったのですが元気そう(というか楽しそう)でよかったです〜。
そして福井マンカストラップ…!福井さんはとにかく声が大好きなのでたくさん喋るし歌うマンカスはやっぱり好きだー。体も大きいので堂々としてて格好良いのです。
そして仙台で大好きだった百々ランパスにも再びやられてきました。やっぱり素敵だった…!百々さんはランパスが一番好きだなあ。
席は2階席下手、コリコパットがよく来るゾーンです。

◆オーヴァチュア
暗転前の回転席に猫が現れたとたんに場内に歓声と拍手が。百々ランパスがすごく身軽に四足のままポンっとスロープに飛び乗ってきて、ああなんか百々さんの動きだーと思いました。
当然セットを見下ろす形になっているんですが、コリコってけっこう高いところ(冷蔵庫の上?)にいるんですね。
目チカは前方よりミストフェリーズ、続いて上手方面よりカッサンドラ(多分…岩崎タンブルと迷いましたが)が通過していきましあ。二階席はやっぱり猫の姿がそれなりに見えますねえ。

◆ジェリクルソング
福井マンカス、なんだか貫禄があります。周囲を警戒しながらのそっと車に上るような。動きの系統が趙さんと全く違うんですよね(趙マンカスは全体的にすごくしなやかなので…)。そういやメイクの眉毛はやっぱりぎざぎざしてないんだ…。
「生まれたのか!」の低音の第一声で場の空気がビシっと締まりますねー。こんなに声低かったっけ?とも思いました。続く猫たちの一言一言も個性があって皆決まっていてすごくよかったです。百々ランパスはおそれないかー!後にゴミを引っ掻く時にガツッと思い切りやるのが好き。
空中ブランコでも歓声が上がります。なんだかうれしい。ブランコ片付け係の高マキャヴィティは片腕でギルバートごと抱きかかえて回収するんですが他のマキャもそうでしたっけ…?
アンジェリカルクワイヤー♪では靴が横向きに落ちてきました。ミストフェリーズが大きく身を乗り出して覗き込んでました。メサイヤーは百々ランパスがすごく楽しそうに歌っていて、途中みんなを盛り上げるように後ろを向いて両手を上げて、その後マンカストラップとアイコンタクト。あああ、兄貴ー! なんだか品格のある兄貴。百々ランパスはスロープ上のダンスも凄く好きです。弾むような動き。懐かしくて涙がでそうですよ。

◆ネーミングオブキャッツ
前方ハシゴよりコリコパットが顔を出します。あれ、こんなにばっちりアイライン入ってたっけ? ジェミマのメイクと似てる…。相変わらず美人さんです。
最後列通路を上手方面よりカーバケッティ。なんか汗だくでした(笑)。三宅カーバは正面向いて直立歩行でやってきて突然お客さんを覗き込むのでびびります。声が好き。
ギャラリー(学生さんで埋まってる)から悲鳴と歓声が上がっておりました。主に下手。芝タガーたのしそうです。
仁王立ちの福井マンカス、低い声がはっきり聞き分けられますね。肉声が届いているのかな。「その名」のフェードアウトではゆっくり歩きながら突然ぐるん!と勢い良く振り向くんですよね。声は最後の最後まで続いておりました。年に一度のお祭り♪からは思わず背筋を伸ばして正座して聞きたくなります。さあ楽しもう、と言われると「ウス!楽しまさせて頂きます!」と舎弟気分に。

◆ジェニエニドッツ
福井マンカスはカッサンドラを片付けた後、満足げに両手をはたきながら舌なめずりを。福井さんたまに舌出してるんですが顔が白いので目立ちます。ミストにはなんだか微妙なポーズで固められてました。両手のひらを正面向けて頭上に掲げたままナナメに…。「ばつだー」のときに手のひらを外に向けたまま下ろして、おばさんをぴっと指差すのが好きなんですよね。ちょっと得意げで(笑)。福井さんのおばさん猫の歌は本当に良いなあ。うっとり。そしてもともとキュートな振り付けのタップダンスが殊更かわいらしく見えるので凝視してしまいます。よく後ろを振り返ってゴキブリたちを指導してたようです。ここに限らずよく振り向いて後ろにも気を配ってるリーダーですよね。
ミストフェリーズはおばさんの手を両手で包んでなでなでしたり頬擦りしたり。
ゴキブリはランパスがたっのしそーでした! …ランパスとはゴキブリ役が好きな猫なのだろうか?(←幸田さんもいつも楽しそうです)マンカストラップを突き落とすのに成功すると、いやったーい!と飛び跳ねながら指差して大はしゃぎ。おばさんも呆れそうです。
ダンスをさぼるタンブルゴキはタイヤの上にごろ寝。スキンブルと共に女の子に泡だて器とブラシを取り上げられてかえしてー!とじたばたしてました。
高島田ジェニエニドッツは掛け声が超高音です。ばつー!のところは「あやややや!だーめー!」と聞こえました。

◆ラム・タム・タガー
GWに観たときより振り切れてフリーダムな芝タガーでした。確実に手におえない…! 「なんにもなーい!」は既に音程もなくタガーの主張と化しておりますが、加えて今日はやたらにゃおにゃお鳴いてる日でした。登場時に2回、ごむーよう!の後も「ニャオ♪」でシメ。おそらく見知らぬ両隣のお客様と同じところで同時に噴出してた気がします。めちゃくちゃ美声なのにどうしてそんなに面白いんだこの猫。
コリコパットは階段上からシラバブを「わっ!」と脅かすみたいに飛び降りてきて2匹で笑い合ってて可愛かったです。その後ちょっとお話して頷きあってコリコは上へ。何話してたんだろう。
タイヤ上の萩原ギルバートは相変わらず態度がしどけないんですがどうも足つきに原因があるのか。転がったままでつま先伸ばした足をふらふら浮かせてるんですよね…。だらだらしてるのに「寒い時には裸だぜー♪」だけ急にダンスに加わってしゃきしゃき踊り出すのが面白いです。ここすごく動きが綺麗でした。
百々ランパスのカエルジャンプって噂には聞いていたのですが実は初めて見ました。こ、これか! 四足で「いち、にの」と弾みをつけてぴょーん。すごい、本当に見事なカエルジャンプだった…(笑)。
最後はごむーわーおーわーおー♪とどこから出てる声なのか不明なファルセットで腰を左右に揺らし、雌猫たちも一緒に揺らし(DVDみたい)。後ろでギルも一緒にうにゃーんとなっていて、その後なんだか硬直していたようなんですが何かあの声はミラクルボイスとかなのか。カッサンドラが不審げに顔を覗き込んでました。

◆グリザベラ
福井マンカスはグリザベラをしっかり敵として認識してるのだなあと再確認しました。肩をいからせて見下ろしてシャー!と威嚇。おっかないです。
タイミングが早すぎたのか、まだグリザベラが向こうに気を取られているうちに後ろから岩崎タンブルが両手を差し伸べてどうぞ、とやっていて一瞬そのままスルーされるのではと焦りました(それ哀しすぎです)。グリザがはっと振り向いてすぐ手を出したので慌てて引っ込めてゴミの影にぴゅーっと逃げたように…見えた…(笑)。
ここだったかちょっと自信がないんですが百々ランパスが車の上?でどっかりと胡坐を組んでいてうおっと思いました。格好良い…。

◆バストファージョーンズ
うわージョーンズさんがおもしろいよー!(笑)ものすごく芸達者な憎めない政治家です。いらっしゃーい、はっはっはっはっは!と高らかに笑いながら登場。お花を投げるときに、ぴっと取り出して背後に差し向けてうしろにいたミストフェリーズがえっ貰えるんですか、と笑いながら手を出してすかされてました。こんなコントはじめて見ました。
福井マンカスはミストを追い払ったあと当然のようにボンバルリーナの横に陣取ってくっついて頭を寄せたりしてたのですが(挨拶なのか)、貫禄があるので後半雌猫たちに囲まれていると非常にはべらせチックです。趙マンカスはジョーンズさんをしょうがないひとだな、と見守ってるような感じがするんですが、福井マンカスはまた来たよこの親父、とでも思ってそうな気がします。露骨にだらけております。でも女の子が横にいるときは若干機嫌が良いような気もします。
それにしてもキムさんから目を離せません。いいかいきみたち、よくききたまえよと取り巻き全員を指差してから高らかに演説、それを終えると「おいしいものを!!」と急に色めきだって周囲を驚かせ、宴会では足をぱたぱたさせながら食っては投げ食っては投げ。テンションの上がり下がりがすごくおもしろい。
ごちそうをシラバブに運ぼうとしたカーバケッティは階段横でつまずいてお皿をひっくり返し、シラバブちゃんが呆然としてました。

◆マンゴジェリーとランペルティーザ
章ランペルティーザ、後半になると歌が息切れしてるっぽくなるのが惜しいなあ。武藤さんとペアだと声のバランス(というの?)があまりよろしくないような気が…。
武藤マンゴジェリーはやっぱりとても好きです。マイペースな章ランペルに手を焼いてそう、というか手を焼いていると思っているけど実際は尻に敷かれてそう(笑)。静かにしなよ!と必死で訴えていたのにうっかり気を抜いて自ら物音を立ててしまい逆に「シッ!」と一蹴される情けなさが大変良いです。歌もダンスもブレがなくて本当に素敵。

◆オールドデュトロノミー

ジェミマに袋を押さえられてはなせー!はなせー!と必死になっていたマンゴが、デュトロノミーの気配に死守した袋を抱いたまま膝を抱えていたのが妙に微笑ましかったです。
初見の種井デュトロノミーですが、ちっさ!そして丸!4頭身半の長老です。かわいい(笑)。割と普通にすたすた歩いて来るんですが、無条件に愛されそうな外見です。
しかし今日のマンカストラップとタガーのデュエットは聴きごたえがありました。マイフェイバリットボイス迫力の共演だよーうわー。今日のタガーは立ったまま片手を胸に、もう片方を開いてお辞儀してました。

◆ジェリクル舞踏会
福井マンカスは何といっても「ジェリクルキャッツよ、舞踏会の支度を!」の気合入りまくりな宣言がたまりません。そのまま戦に出陣でもしそうな勢いです。
今日の舞踏会は全体通して見応えがありました。ダンスの良し悪しってあまりよくわからないんですが、すごく「観た!」という気になりました。好きな猫が多かったせいもあると思うんですが、みんないきいきしていたように思います。
高マキャも上田さんほどではなくとも頭を振りながら踊っていたし(笑)。タガーを先頭に雄猫4匹出てくる前に、タガーとタンブルが「行くぜ」「任せろ(髪を撫でつける)」みたいなやりとりをしてました。

◆メモリー
金グリザベラが自分の尻尾を目にしてガーンとなるのを見ると、ああやっぱり猫なんだなあと思います。グリザベラってあまり猫!という感じに描かれていないので…(完全二足歩行だし、服着てるし、耳も目立たないしね)。
(2幕に続きます)
#cats_t 2005年05月27日(金)