【感想】05/04/02 キャッツ(ソワレ)1幕
グリザベラ…重水由紀
ジェリーロラム=グリドルボーン…秋 夢子
ジェニエニドッツ…礒津ひろみ
ランペルティーザ…章 ヤヤ
ディミータ…増本 藍
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…山本貴永
タントミール…高倉恵美
ジェミマ…飛田万里
ヴィクトリア…坂田加奈子
カッサンドラ…大口朋子
オールドデュトロノミー…小林克人
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…渋谷智也
マンカストラップ…趙 宇
ラム・タム・タガー…福井晶一
ミストフェリーズ…松島勇気
マンゴジェリー…武藤 寛
スキンブルシャンクス…百々義則
コリコパット…幸田亮一
ランパスキャット…三宅克典
カーバケッティ…齊藤 翔
ギルバート…萩原隆匡
マキャヴィティ…赤瀬賢二
タンブルブルータス…岩崎晋也
(敬称略、太字は初見猫さん)
先月の観劇よりまた17匹ほどキャストチェンジしておられましたが(東京猫はそういうものなのですね)、マンゴ→スキンブル、コリコ→ギル、ランパス→コリコ、タンブル→カーバと同じ役者さんは引き続き舞台にいるのにやってる猫が違うというのが4匹もいたので開幕前はかなり真剣にキャスト表とにらめっこでした。
さて今日は初の回転席、最上手の最前列でございました。はじっこなので本の階段が目の前、そして足元に横穴があります(でも使われたのは2度くらいかな?)。舞台をほぼ真横から見る形になるので見えないところもあるのかなと思ったのですがおおむね大丈夫でした。上手の上の方はさすがに見えないのですが、そんなことは全く気にならないほどこの席は面白かった…!! スロープも近いので周囲が猫だらけです。うわーなんだこれ幸せだー! 各ナンバーのメインの猫はほぼ後姿なのですが、正面では暗かったり他の猫の陰になったりしてよく見えなかった部分とか、コリコパットとかギルバートとかカーバケッティとかがよく見えました。
いやしかし本日の雄猫たちはどこ見ても男前なのでどうしようかと思いました。長老とガスまで格好良いです。いちばん小柄なのがうっかりするとタンブルブルータスで、一番かわいいなーと思ったのがカーバケッティという不思議な構成。幸田コリコも長身ながら可愛い部類な気がしますが(笑)。
そして福井タガーと武藤マンゴと小林長老と渋谷ガスが戻られて非常に仙台猫を思い出しました。特に福井タガー武藤マンゴは個人的に原点なので神様ありがとう。できれば変わる前に正面からもう一度みておきたい…。
それにしてもギルバートが美しすぎて卒倒しそうでしたよ。
◆オーヴァチュア
回転席なので暗転する前にランパスキャット、コリコパット、ランペルティーザが出てきます。ランペルが足元に下りてきて(スロープの横に、最前客席に下りる用のちっちゃい階段があるんですね)隣のお客さんを見上げたり鼻を近づけたりしてから舞台上へ。コリコとランパスもそれぞれスロープ付近のゴミに興味を示していたもよう。暗転して舞台が回り始めても三匹がセットの上をうろうろしている風景が変わらないので(あたりまえ)なんだか不思議です。というか下手から上手まで回ってくるので一瞬わたしはいったいどこにいるんだ? という気分に(笑)。
目チカは斜め後ろから白っぽい地の雌猫…ジェミマかな…?がきて少し顔見合わせていたのですが、あれだけ近くても顔見えないものなんですね。
タントミールの伸びは真横からです。この角度もいいなあ。
◆ジェリクルソング
「だまったままっ!たえてつよくっ!(低音)」をまた聴ける日がくることをずっとお待ちしておりました。キャー福井タガーおかえりなさいー! 相変わらずすぎてちょっと笑いそうになったのは秘密です。やる気まんまんタガー。
席の斜め後ろにグリドルボーンが降りてくる用のポールがあるのですが、そのポールを使って踊るヴィクトリアがちょっと妖しげで綺麗で素敵でした。ヴィクトリアここにいたんだ…。
「いどめるかー!」のマンゴジェリーはあの独特の真顔で正座したまま滑ってきてスロープ手前でぴったり停止(←ランペルが先に下りるのを待ってる)。マキャヴィティの「するどい鼻 きびしい目が」ほぼ真後ろ上空でした。赤瀬マキャ、やはりどうも顔が美しくなってます(笑)。
そして萩原ギルバートの空中ブランコが素敵でした。なんというか萩原さんプロポーション抜群ですね。上半身は割とがっしり厚いのにウエスト細!足長!しかも美形。サイドの席は空中ブランコの迫力がすごいですね。
◆ネーミングオブキャッツ
目前に小林長老が寝そべっておりました。しばらくロックオンで睨まれていたのですが、皺のメイクが黒メインで顔中にびっしり描き込まれていて、しかも髭がないのでちょっと怖いです。素顔が若いせいかな?(当然ながら声も若いです)タイツ姿も違和感ないんですよねー。他の猫でもちょっと見てみたいかも。
近くのスロープには初見の山本シラバブ。シラバブはほとんどスロープから降りないんですね。丸い目をいっぱいに見開いてネーミングしてました。
(つづきます)
(4/5追記)
◆ジェニエニドッツ
オーブンの中がよく見えます。真正面。松島ミストはオーブン上で固まってるマンカストラップ見下ろして肩すくめて鼻でフッと笑い、その後3ガールズたちにまあまかせとけ、とアピールしてからおばさんを起こそうと手を取っては空中から落としてみたり拳でうりうりつついたり、でも起きないので後半あきらめムードだったような。(ような、というのはこの席だとマンカストラップがほとんど斜め後姿だったのですが、ああこんな角度からリーダーよく見たことってないなあ…と思わず
凝視してしまった為です。ああ意外にふさふさしている…)
ねずみが退場するとき、ジェリーロラムが軽く睨みをきかせて「はやく帰りなさい」とシラバブねずみ(かな?)をしつけてました。ちょっときつめのお姉さん、でもすぐ後にふっと破顔するので姉御肌な感じです。そういや秋さんちょっと痩せられた気がするなあ。
ああ出てきそうだなあと思って足元を警戒してきたらやはり穴からゴキブリが。ギャー(笑)。百々スキンブルだったのですがこう、カサカサッ、カサカサッって虫っぽく止まりながらうごくんです。上手壁方面(上からかも?)からはマンゴゴキブリがにっこにこしながら這っていきました。ダンスをさぼるスキンブルゴキはどっかり座り込んで煙草をプカーとやってるところをおばさんに思い切り頭をひっぱたかれてました。タンブルゴキは3ガールズにちょっかい出してたもよう。
◆ラム・タム・タガー
本日のメイン、でも席位置的にタガーはほとんど横顔と後姿です。逆に上手雄猫が非常に近いので視線が定まりません。タガーを見ねばならないしギルバートは美しいし目前にコリコパットがいるし!
福井タガーは夜空を裂いて出てきた途端に腰を回しだすのがとても福井タガーだなあと思うのですが(初見が下手前方だったので強烈でした)ああ…おかえりなさい…(笑)。相変わらずの美声、そして相変わらずの立派な足腰でございました。蹴飛ばされたらふっとびそうです。お客さんを連れ去って回ってきた後、お嬢さん放置して座席を奪ってまた吼えてましたね。吼える猫。
上手付近、コリコパットはシラバブに見上げられてそそくさと上に行ってしまいました。山本シラバブちゃんもタガーに興味があるらしく、ちょこんとおとなしく見学。たまに姿が見えなくなっていたのはパンダに行っていたのかな?(あ、今回幕間にようやくパンダを見つけたのですが(遅いよ)、上手の端の端のほとんど裏側にあったんですねー。座席から見えないんだ…)タガーがお客さんを攫ってきたのを見ると、階段に戻ってきたコリコに向かってわあすごいね!と笑顔で話しかけてました。口をあけてうわーって笑うのがとても可愛い。
机の上ではマンゴジェリーが四つ足でぬぼーっとしてました。武藤さんは体は大きいのに四つ足になると何だかコンパクトにまとまってますよね…。「気が向かぬ♪」でボンバルリーナがかわされてちょっと!となってるところで一歩遅れて向こうで同じ反応をしてるのがおかしかったです。最後の方でカッサンドラに何か吹き込まれていた様子。
タイヤ上、ギルバートの立ち姿がやたら美しいです。お立ち台(違)。美しいというか、結構斜めにだらっと立ってるのですが、「こいつはやっかい♪」のあとに大きな仕草で後ろ髪をかき上げたりするのが非常にこう、く、クールビューティー…?(こんな単語使った事ありません)タガーが両手上げてごむー♪とやってる後ろで、カッサンドラにごむーだってよごむー、と両手上げて真似して鳴いてみせてました…。
福井タガーは御無用!のあとで、べつだん何をするわけでもなく猛烈に舞台を駆け回っている姿がすきです。雄猫ズを掠めてはいくんだけど疾風のように去ってゆく…(笑)。
(つづきます)
(4/6追記)
◆グリザベラ
仙台楽以来の重水グリザベラです。なんとなく背中をまるめて(というのか? ちょっとおどおどしたかんじ)いる感じが個人的にしっくりきてとても好きなのですが、席位置的に表情がほとんど見えなかったのが残念です。…や、やはり今日のキャストで正面からもういちど…!(今週はまた交代されてしまいましたが)
飛田ジェミマの歌声はこの曲だけ作ってる感じなのかな? ジェリクルソングの「目を閉じても迷わないで」とかはきれいな高音なのですがここではなかなかにドスが利いております。顔がちいさくて目がくるっと大きくて非常に可愛らしい少女の外見なのでギャップがー。そういえば秋ジェリーロラムと方向性が似てるかも。というか育ったら秋ジェリになりそう(笑)。
◆バストファージョーンズ
ミストフェリーズがタイヤ上でボンバルリーナに凭れかかってだらだらしてるのを「早く行きなさい」と諭され、さらにマンカストラップに追い払われて列へ。
演説中はスキンブルが唐突によし!と大きく頷いてひとり拍手、となりで首を捻りかけていたランパスもええっと戸惑ったのちものすごく控えめに拍手、さらに他にも伝染しかけたところで地鳴りが起きました(バストファさん飛び降りた)。渋谷大人物の演説はスローでながーい感じですな。
ごちそう運びでは、流れが止まって大皿を持て余したギルバートとミストフェリーズがなんだよいらないのかよと目配せして皿を置いて二匹でだらーっと、ランパスキャットは椅子上の皿から黙々と犬食い。カーバケッティがシラバブに料理を届けに来たのですが、階段から身を乗り出して食べさせてもらってるシラバブの尻尾を後ろでジェリーロラムが笑顔で千切れんばかりに引っ張ってました。ぎりぎり震えてます姉さん。シラバブ釣り…。そういえばシラバブちゃんの尻尾の真ん中あたりに本当に継ぎ目のようなヒモが一本出ていたのですがなんだろう。

◆マンゴジェリーとランペルティーザ
本日のメインそのに。武藤マンゴジェリー! 特徴のある体系なのにとてもバランスが取れてるのが素敵なのです。声も好き。車からひょこっと顔出したときのとぼけた表情も好きなのですよ。章さんとのコンビだとどちらも割と淡々と歌うのでちょっとおとなしめかな? どちらかが弾けてるくらいのほうがコンビとしては好きのですが(章ランペル李マンゴがそんな感じかな)。
武藤マンゴは淡々と几帳面にあの歌とダンスをこなしていてそれが逆に面白いんですよね。「赤い屋根の瓦が♪」がすごく好きなのです。
尻相撲に負けて倒れるときは両腕を突いて胸からすいっと落ちるので音がしないんですよね。そして速攻起きてランペルにシーッ!って言う(笑)。オーブン上では「と、ランッペルティーザ♪」のランペルの横に両手をひらひらさせて称えておりました。側宙は低いところでブン!と回るので一瞬ひやっとしました。側転かなと思ったら側宙だった…。すてきだ…。
◆オールドデュトロノミー
今日の舞踏会にはどうもリーダー的存在が2匹います。いやむしろリーダーとキャプテン? 主将? 助さんと角さん? ともかくつっぱり猫の歌声はものすごく頼りがいがありそうです。福井タガーのご挨拶は片手をくるくる下ろして横に伸ばしてお辞儀(これ好き)。挨拶を忘れかけてぽえーっと長老を見上げてたのはコリコパット…かな?
小林長老はにこにこしてて優しそうで思わず抱きつきたくなります(やめなさい)。
(つづきます)
(4/9追記)
◆ジェリクル舞踏会
松島ミストの「いつも優雅で、上品」のイントネーションが好きだなあ(上品、を低く言い直す感じ)。まったくなんにもしないのさー!(美声)のタガーは髪を整えつつ大あくびをしつつ背後のお客さんを眺めてニヤニヤしたりしておりましたが、わたしはそんな背後上空の猫を眺めてニヤニヤしていたので首がどうかなりそうでした。
そういえば、いちばん好きなナンバーはどこですかと訊かれたら今なら舞踏会ですと答えるかもしれないなあ。ぱっと最初に思い浮かぶのは鉄道猫なのですが、実際に客席に座っていると舞踏会の前にものすごくわくわくしています。どこで誰が出てきて何が起きるのかなんとなく覚えたので(←でもなんとなく)落ち着いて見ていられるようになったからかもしれません。あとから思い出そうとすると未だにジェリクルソングとごっちゃになるのですが…。ああ書いてたらまた見たくなってきたー。
しかし最前は舞踏会すごいよ! あらためてキャッツというのはハードな舞台なんだなあと思いました。自分が極端に体を動かさないひとなので(車通勤・デスクワーク・運動音痴←むしろアレルギー)なんかもう唖然とします。どの動き一つとっても生命力にあふれている。
曲調が変わる前の暗転のとき、みんな伏せてる中でタガーって机の上(車の上?)にごろっと座って(かくれてない)いたんですね。はじめて気付きました…。あと舞踏会の途中でもシラバブがグリザベラを誘おうとして止められてるんですね。どの場面だっけ。
タガーを先頭に雄猫4匹が出てくるところでは、タガーがいくぜー!と客席を指差してアピールしてから飛び出してゆきました。タンブルブルータスの側転がコンパクトにすぱっと決まっててかっこよかったです。岩崎タンブルは小柄ながら骨ばってて男らしい感じですね。この猫も美形系だなあ。
最後のジャンジャジャン!でタガーがものすごい勢いでスロープを滑っていきました。
◆メモリー
スロープ下で肩越しにグリザベラを振り返った福井タガーは一瞬片頬を歪めて(この表情がよかった!)すいっと退場。
メモリーはやはり正面から見たいなあ…。
(2幕につづきます)
#cats_t
2005年04月02日(土)