【感想】05/02/19 キャッツ(ソワレ)1幕
グリザベラ…金 志賢
ジェリーロラム=グリドルボーン…秋 夢子
ジェニエニドッツ…礒津ひろみ
ランペルティーザ…真鍋奈津美
ディミータ…眞弓ヴァネッサ
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…荒井香織
タントミール…滝沢由佳
ジェミマ…飛田万里
ヴィクトリア…大月 悠
カッサンドラ…大口朋子
オールドデュトロノミー…石井健三
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…村 俊英
マンカストラップ…趙 宇
ラム・タム・タガー…荒川 務
ミストフェリーズ…蔡 暁強
マンゴジェリー…李 涛
スキンブルシャンクス…百々義則
コリコパット…虎尾信弘
ランパスキャット…三宅克典
カーバケッティ…丹下博喜
ギルバート…千葉ヒカル
マキャヴィティ…上田龍雄
タンブルブルータス…齊藤 翔
(敬称略・太字は初見猫さん)


元旦以来なので約一ヵ月半ぶりだったのですが、すごく久しぶりの猫のような気がしました。初見の友人と一緒だったせいもあってか、なんだか自分まで初めてのような気分になって(←つられやすい)開演前にすごいねすごいねとゴミを見て回ったり、暗転後のドン!にすら驚いたり。
そしてタントミールの伸び上がりを観ているあたりでもう既に「うおーキャッツはすごい!大好きだ!」と興奮状態になってしまったために舞台のどこを見ていいのか分からず、細かいところまでは見てられませんでした…(笑)。だってどこもかしこも遊園地みたいに楽しそうなんだよー。
そしてそのもうひとつの要因としては、趙マンカストラップがまたびっくりするほど格好良くて(なんか先月も同じ事を言ったような気もしますが)中心にいるときはついリーダーばかり見てしまったというのもあります。(そしてますますうちの人口無脳はちょっとどうかとおもった…(笑)あ、今月いっぱいくらいまでで期間終了の予定です)
でも良かったです。楽しかった!という前提でもってちょっと漠然とした感想になりますが。
こう、ものすごく情報量の多い楽しい夢を早回しで見ていたようなかんじでした(わかりづらいですね)。
個人的にどうやら東京猫は全体的に展開が速く感じられてしまい微妙に追いつけなく(追いきれなく?)なっているようです。時間の流れが違うみたい。以前(と言ってもわたしは仙台しか知らないのですが)は自然に目に入ってきていたような部分を見逃していて後からあれ、と思うところがいくつもあって、どうしてだろうなあと不思議に思っていたのです。
そういえば仙台公演ではよほど端じゃない限りはどのあたりの席でもある程度全体を捉えることができていたのですが、五反田の円形舞台では真正面の席以外は斜めから舞台を観る事になって、かつメインじゃない部分は照明も暗め(な気がする)なので見え方が大分違うんですね。どこで何が起きているのかは何となくわかるので、あらかじめ狙いを定めておけば見たいところを見ることはできるのだけど、そうではなく以前と同じような見方をしようとしているとちょっと大変なのかなと思いました。よくばりすぎてはいけないよ、と。
いや、それともやっぱ単に慣れかなー。慣れかもしれない(笑)。
ともかく今回は最初から引き込まれてしまったために、近くや中心で動いている猫を中心にぐるっと周囲を見回してきた感じなのですが、その全部はとても見きれなくて脳みそが飽和状態になる感じがああ、猫だなあ、と思えてとても満足だったのでした。初心にかえりました。

あ、席は下手センタースロープ通路脇の下手7列目。元旦のときより少し前です。
個人的な注目は一度お会いしたかった丹下カーバケッティ(丹下さんの猫ー!)、仙台でべた惚れだった真鍋ランペルティーザと池田ボンバルリーナ、元旦でノックアウトされ是非今一度!と願っていた金グリザベラ、声が大好きな虎尾コリコパット、そして自動的に追ってしまう荒川タガーと趙マンカストラップでした。

長くなってしまったのでナンバーごとの感想はまたのちほど…。(つづきます)

(2/22追記)

◆オーヴァチュア
回転中のゴミの上にいる虎尾コリコパットが堂々としてて格好良いです。虎尾さん顔型がちょっと長めなのか、コリコの猫カツラを装着すると頭おおきめに見えるのですが(笑)目も大きく描いてあって体格もそこそこがっしりなので全体的につくりの大きな猫に見えます。体が大きいわけではないのですが部品が大きいというか。強そう。
目チカは元旦と同じく通路をぬけてゆく白黒縞猫の後姿だけかろうじて確認できました。いつになったら正面から認識させてくれますかリーダー。

◆ジェリクルソング
マンゴとランペルがたたたっと…ああ〜真鍋ランペルおかえりなさい〜! ちいさくて本当に可愛くて大好きなんです。この時点でめろめろです。
ランパスキャットの「おそれないかー」の声の伸びがきれいで、三宅さんの歌をもっと聴いてみたいなあと思いました。カーバケッティが無口な猫(?)だっただけにランパスがとても良い声でちょっとびっくりだったのですよね。
そして声といえば虎尾コリコパットなのです。あのハスキーな感じの声が、すごく美しいとかそういうことでもないのですが個人的にとても好き。
齊藤タンブルの「じごくさえもともだちはー」はこないだほど力いっぱいな感じではなくなっておりました。ともだちの「と」が音外れんばかりの力み具合がちょっと好きだったりもしてたのですが(笑)。
靴が落ちてくると丹下カーバケッティは土管にすたっと足をかけるのです。足長いなあ。
あ、ガスの驚いてる顔してるぞーのところでスロープを降りてきたランパスが5列目角のお客さんをじっと睨みつけてるのをちょうど正面から見ていたのですがそれこわいよランパス!(笑)どなたもそうですがランパスって白塗りで綺麗なだけに真顔だとどことなく妖しげというか、人形っぽいというかで、それに加えて三宅さんのあの独特のまなざしなのでちょっと竦みあがりそうです。だってジェリクルキャッツを知っているか、でゆっくり立ち上がってネーミングに出て行く直前まで一時も目を離さないんだよー。一度は挑んでみとうございます。

◆ネーミングオブキャッツ
梯子に向かってゆっくり通路を歩いていったのは虎尾コリコパット。ここでも声が聴けてうれしい(コリコの声って貴重なので…)。そのあと回転席後ろの通路から移動してきたタンブルブルータスが横で少し止まっていってくれたのですが、齊藤さんのタンブルをじっと見てると思わず笑ってしまいます。真顔でネーミングされているのにニヤニヤしててすみません、だって頭がまるくて愛嬌のあるタンブルなんです。キャラ的に非常に好きなのです…(笑)。
ヴィクトリアとコリコパットのペアは、小柄めな大月ヴィクをコリコがゆったりリードしているという印象でした。おにいさんぽいです。
(つづく)

(2/24追記)
◆ジェニエニドッツ
冒頭、ミストフェリーズに手の甲でぺいっと追い払われたタントミールが不満そうに抗議しておりました。マンカストラップの歌にはジェミマが即反応、すごく何か言いたそうにしながら後ろでまったり聴いてるジェリーロラムとミストに構ってるタントを呼び寄せてました。よく動いてかわいいなあ。3ガールズのコーラスはキャストが入れ替わるといつも違った音に聴こえますね。
磯津ジェニエニドッツはとても声を張り上げている印象があったのですが今日はそれほどでもなく。でもダンスはやっぱり元気いっぱいで軽やかで現役ばりばりな感じです。体育の先生みたい、もしくはダイナモス(笑)ディミータゴキのフライ返しをマイクにして動き出すー♪と歌うところはロックな感じでした。
ゴキブリ、でかくて黄色っぽいの(マキャ)が四足でおばさんに突進していったのですが前からでしたっけ。途中タイヤ付近でさぼるタンブルゴキは泡だて器で猛烈にタイヤを磨いていてジェミマにちょっと嫌がられ気味。後ろに一列に並んだ三宅ランパスゴキはお玉(?)を腹の高さに構えてうりゃうりゃとおばさんの背中をつついていて、マンカスとミストが落っこちた後に思い切り怒られてました。
(つづく)

(2/25追記)
◆ラム・タム・タガー
仙台楽以来の荒川タガーです。荒川さん自体はいろんなところで拝見しておりましたが(SD2→マンマ→ヴェニス→ACL。アクティブでいらっしゃいます)、タガーのはっちゃけぶりはもはや同じ方とは思えません。小学生男子のようなやんちゃなハイテンションタガーです(笑)。夜空を裂いて現れつつの謎のステップ(地団駄)にはじまり、身軽にぴょこぴょこ動き回るので見ていて飽きません楽しそう! タガーも役者さんによってだいぶ印象が変わる猫だと思うのですが、荒川タガーを最初に見たらタガーとは可愛い猫だと認識してしまいそうです(というか初見の友人がそうでした)。
上手方面ではシラバブが階段上にいるコリコパットの尻尾をむんずと掴まえて引っ張り、コリコは嫌がって上の方へ退避。残されたシラバブはぺたんと座って自分の尻尾を猛烈にお手玉してじゃれておりました。可愛い…。荒井シラバブちゃんもハイテンションですよね。体温高そう。
連れ去りお嬢さんは回転席からでした。スロープを降りてきて一旦静止、左右に目を走らせて品定めをしていたもよう。舞台上ではそれなりにダンスっぽく回っていましたが座席までエスコートしたあとは肘掛に座ってお客さんの上着をひっつかんでうおーっと振り回しておりました。
ラストのごむーはファルセット部分を「フー♪」「にゃ〜ん」「フ――♪」「にゃ〜〜ん」としつこいわー!と突っ込みたくなるほど何度も繰り返してシメ。


◆グリザベラ
おおお、飛田さんのジェミマってこんなに声低かったでしょうか。ディミータの時よりもドスが利いててちょっとびっくりでした。外見が大変可愛らしいので結構ギャップがあります。(そういえば生では未見なのですがテレビで観た飛田ナラも迫力ありました)
金グリザベラは「ごらんよ」とちょっとあてこするっぽく歌うのが良いです。

◆バストファージョーンズ
丹下カーバケッティが、ああなんか丹下さんだなあという感じにのほほんとしており(冒頭)、お辞儀が済んだとたんにふらっとどこかに行ってしまいそうでした(笑)。でもメイクは目元がシャープに描かれていてきりっとして格好良い猫です。
バストファーさん演説のシーンでは百々スキンブルが早々に拍手喝采、その両隣もうん、まあ、とぱちぱち拍手しだしてスキンブルがもっともっと!とジェリーロラムばりに両側を煽ってました。百々ランパスで印象深かったのでスキンブルでもやってくれないかな、と期待していた拍手なので見られて嬉しいなあ。そしてランパスでも思ったのですが百々さんは正座の姿勢がとても美しいです。
ごちそう運びではカーバケッティの皿に何やら熱いもの?が載っていたらしく、つまみ上げてはあちっ!あちっ!っとやりながら延々つまみ食い。向こうでシラバブがごちそうに色めきだっているのに気付かないままでした…(笑)。そしてそのシラバブの尻尾をしっかりがっちり握って繋ぎとめていたジェリーロラム。それまでは自分の尻尾でシラバブを撫でたりくすぐったりして遊んであげていて微笑ましかったのですが、あの天真爛漫な仔猫の世話は強さがなければできなさそうです。
千葉ギルバートは相変わらず皿をどこかへ投げ飛ばしますね。
(つづく)

(2/27追記)
◆マンゴジェリーとランペルティーザ
あああ真鍋ランペル〜(もうだめ)。ポーズのひとつひとつがピシッと、しかも軽々と決まるので、踊っているというより舞台で遊んでるみたいです。そして歌声もとても可愛い〜。「ピカ↑イチだ」とひっくりかえして歌うところが好きなのです。それにしてもどうして動きながら歌っているのに声は動かないんだろう…。
李マンゴジェリーとも息ぴったりでした。李マンゴって個人的にネーミングとか幸せの姿でのきれいでかっこいい猫という印象のほうがどうも頭に残りがちなんですが、このナンバー中は思い切り訂正したくなります(笑)しりにしかれぎみ…。尻相撲で負けて音を立ててしまいランペルに怒られると、ごめんなさいっと怯えてから自分および床に向けてシーッ! あわてすぎです。みごとな二人三脚だ♪のあたりで2匹が手を繋いでぐるぐる踊りながら舞台を横断するとこが好きなのですが(そして測宙&側転も!)、お互いに勢い良く回すので超速移動でした。ハイタッチが気持ちいい。
♪さあマンゴジェリーかランペルディーザ(それとも全く違うキャッツ!の前)は李マンゴの声がひっくりかえってるので2匹の声が継ぎ目なくくっついてて面白いです。

◆オールドデュトロノミー
ギルバートが滑り台おりてくるときって「にゅるーん」と擬音つけたくなります(笑)。
タガーは結構早くからLギャラリー付近で何かやってるみたいですね。しかし荒川タガーは本当に声が若いなあ。長老が近くにくると胸に手を当てて深々とご挨拶。ここだけ優雅です。

◆ジェリクル舞踏会
「ジェリクルキャッツは黒」でマントをばさーっとしてるマキャヴィティは割と目立ってる気がします。あそこは「今なにか居た?」的な場面だと思っていたのですが、普通にマントひっこめながら帰っていきますよね。台が広いんだろうか。そして舞踏会では下手に座っている限りどうしても後半は黄色い上田マキャヴィティに目が行ってしまうのでした。ああいつみても楽しそう…(笑)両手をぐるぐるするダンスは反対側のタンブルは同じ振りを落ち着きめに(比較)踊っているのですが何故そんなに頭を振るのか犯罪王。なんだかもうこれを見なければ物足りない体質になってしまいそうです。
荒川タガーだと、タガーもたまには踊ってみないかい、と提案したくなりますね。

◆メモリー
金グリザベラは、一人でちょっと踊ってみる演技で、うんまだ踊れるじゃない、と確認しているように見えます。いやむしろ踊って欲しい。格好良いだろうなあ。
(2幕へつづく)
#cats_t 2005年02月19日(土)