【感想】04/07/31 ジーザス・クライスト=スーパースター
ジーザス・クライスト…柳瀬大輔 イスカリオテのユダ…芝 清道 マグダラのマリア…佐渡寧子
カヤパ(大司教)…高井 治 アンナス(カヤパの義父)…喜納兼徳
司祭1…長 裕二 司祭2…増田守人 司祭3…小林克人
シモン(使徒)…大塚 俊 ペテロ(使徒)…賀山祐介
ピラト(ローマの総督)…村 俊英 ヘロデ王…半場俊一郎
男性アンサンブル
遠藤敏彦 古野 健 木内宣輝 高 栄彬 香川大輔 ユ チャンミン 吉末高久
青山祐士 赤瀬賢二 佐藤圭一 伊藤丈雄 ジョン ユホン 中村啓士 田中彰孝
女性アンサンブル
イ ジンヒ 李 京禧 孟 甜 藤田晶子 ミンジュ チェ ウンシル
織笠里佳子 イー スンミン 李 朱蓮 ソン インミ 李 周映 チェ ミョンジン初見でマチソワはどうかと思ったのですが、たぶんきっと好きだろうという予感があったので一日どっぷりジーザスに浸かって参りました。そして予感は的中! 凄い好きだこれ! 曲も歌詞も大変好みで、かつ葛藤とか悲恋とか(←ちょっと違うけど)元々好物なのでなんだか一日経っても色々とぐるぐるしております。いろんな解釈のできる作品だと思うので(そして私はこう!というようなのもなく、こうかもしれないああかもしれないとぐるぐる…)内容についての感想は書きづらいんですけども、うーん、単純に、チョコレートは甘いから好き、みたいなニュアンスで書いてしまうとかっこよくて切なくて好き!です。後からじわじわ来るせつなさ。ソワレのカーテンコールとかああもうどうしようみたいな感じでした。この行き場のない切なさをどこにぶつけていいやら!みたいな!(同行者がいらしたのですがとてもじゃないが語れませんこんな…笑)
席はマチネ実質3列目、ソワレ6列目の共にど真ん中という大変恵まれた席でございました。特にソワレの席すごく良かったです。視界に人の頭がない!
順不同&箇条書きでまいります。随時増えたり減ったり(?笑)すると思います…。
◆無条件に真っ直ぐに、かつ無責任にジーザスを愛することができるマリアは強い、というか最強なんじゃないかとおもう…。全て思うようにいくでしょう、というのも根拠はないんだろうなあ。
◆…むしろいちばん可憐なのはジ(自主規制)
◆佐渡マリアは声量がものすごくて「あいしてるー」は空気がびりびりしました。そう、声量のある方が声を抑えて囁くように歌う、というのがツボらしく。「どうぞ、つめたいみずで」のとこが実は一番すきかも。
◆ユダの歌も最初の「彼らの心は天国に」が好きです。こう書くとあれですが、ふつうに格好良い歌でちょっと驚きました。魂に来る旋律です。怖い、と歌うところでうわーっとなります。
◆ユダって賢いひとなんだろうなと思う。ちゃんと行く末が見えてるんだもんなあ。理解ができない、と言うけれどこのひと本当によく見てるんだなあと思う。
◆半場ヘロデ王はその、頭身が漫画みたい…(笑)あの衣装のせいもあるんでしょうけども。
◆ヘロデの侍女が、というか5人の一体感が大変愛らしかったです(笑)。死人が目を覚ます(?)と歌うと女の子たちが「こわーい」ってなるところとか好きです。個人的に一番左の侍女さんがすごく綺麗で半ば目を奪われ状態だったのですが(ソウルガールズでも向かって左だったと思います)、どうやら孟さんだったようです。うーん、ボンバルリーナで一度見ているのですがイメージが全然違うのでいまいち確信が持てないのですが。女性はメイクで顔が変わりますしねー。
◆アンサンブルさんといえば壷(?)を売る商人&鞭打ちの兵士が大変素敵でございました(青山さんだそうです)。寡黙に群集をなぎ倒し蹴散らし(飛び膝蹴りで)ておりました。あ、ソワレでは盆の窪(※急所)に拳を叩き込んだように見えた…。武闘派すきー。壷売りさんはソワレで、女性がお金を払わずに壷を持ち去ろうとするのをがっちり柄を掴んだまま笑顔で見詰めていたのが可笑しかったです。
◆ファルセットを自在に操る柳瀬ジーザスは知識の全くないわたしでも「すげえ!」と思いました…。悲鳴みたい、と思ったのですが悲鳴なのかなー。
◆最後の晩餐の、ユダとジーザスの口喧嘩(…ですよね?)はなんだかもう切なすぎていたたまれない気分になります。あなたのために、とすら言わせてくれないなんて(ツボです←小声)。誰かが追い詰めるなら私が、とユダが思うのと同じように、ジーザスもまた友の手でと望んでいたのなら良いなあと勝手に思ったりしています(←放置してください…)。
◆「友」というのは翻訳上のあれかもしれないですが、友達の意味の友だったらいいなあとやはり勝手に思っています。その後は弟子と言っているし。
◆しかし、最後の最後でユダに「見捨てるのか」なんて言うのはちょっとひどいとおもった(笑)。
◆シモンはなんというか、気持ちの弱ってるひとを炎のようなテンションで追い詰めるなあ。悪気がゼロというのがタチが悪いです。純粋過ぎてにくめなーい!(笑)ナンバーもパワフルで格好良い〜。
◆アンナスのかっ飛んだ高音とカヤパの低音の掛け合いが面白かったです。高井カヤパの低音は腹に響くなあ。
◆それにしてもユダヤ教側(と言っていいのか)のひとたちも歌の凄い方ばかりですね(巧い、というよりもう凄い)。重低音が耳に残ります。しかし「ジーザスはしーねー」と「とれよとれよただの金ー」が繋がって頭の中でエンドレス再生されるのはどうなの…(笑)。
◆ほーさなへいさなさなさなほー(?)、もかなりの割合で脳内エンドレス。しかもあの振り込みで。ヘイ♪スーパースター♪
◆カヤパとアンナスと司祭の衣装がなんとも不思議…というかとても記号っぽい。群集は風景みたいですね。舞台と同化してて。
◆ピラトがどういう人なのかいまいち掴みきれないままだったのですが、直感的には強くはないけどいいひとだ、と思いました。どうなんだろう、演じてらしたのが村さんだからでしょうか。でも部下の兵士もとても好い印象…(←ラストシーンで最後まで残ってる兵士さん)。それにしても村さんだ村さんだー。あの歌声をまた聴けてうれしい。
◆カーテンコールがかなり救いになってると思いました。というかソウルガールズと群集を従えて踊るユダは格好良過ぎるー!
◆時代もところも悪かったー、じゃないけれどユダとジーザスとマリアは時と場所が違ったら普通に三人で仲良く暮らしていけるような気がする…。ソワレのカテコでそんなことを考えておりました。で、下の絵です。おそまつ。
#jcs
2004年08月02日(月)