SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2005年04月07日(木) 終わりなきJAMは続く・・・のか??

いつの間に、こんな新譜が出ていたのか?と、
慌てて購入したマイケル・シェンカーの新譜。

正確には、カバーアルバム。
例の「SCHENKER−PATTISON SUMMIT」なる、
企画ものの作品、同じユニットの二作目。

バックは前作同様、
ティム・ボガード、エインズレー・ダンバーのリズム隊。
カバーされた曲は、前作とは打って変わって、
メジャーな曲が多い。

例えば・・・
ビートルズ
『While My Guitar Gently Weeps』
デレク&ザ・ドミノス
『Layla』(!)
クリーム
『Badge』

・・・・なんでクラプトン関係が多いんだろ??(笑)

しかし、長生きはするものだ。
マイケルがこのあたりの曲をカバーし、
また、その音源を聴けるなんて・・・。

さっそく聴く。

前作の時も感じたが、
このボーカルのおっさん、何とかならんかいな??(笑)
マイケルはボーカリストに恵まれない人だなぁ〜・・・。
何とかそのボーカルのヘナヘナ感になれた頃に、
上記のビートルズ曲に・・・。
ほぼ原曲通りのアレンジ、
全曲バッキングは他者に任せて、リードワークのみ。
曲の最後に弾きまくるのだが、だんだんノッってきたのか、
エラく気合の入ったソロになっていた。
久しぶりに「あぁ〜頑張ったのね〜」と
感じる事のできたソロだった

『Layla』はしっかりと、
最後のピアノ部までカバーされていた(笑)。
でも、何を弾いてもマイケル。

そんなわけで、
前作同様、肩の力を抜いて作られた作品集。
“神”をとうの昔に見限ったセーソク氏曰く、
『金儲けの匂いプンプン』の作品ではあるかもしれないが、
もう、“ただの人間”としてマイケルを受け容れた方が
いいかもしれない。

このあとは、25周年記念アルバム。
R・マッコリー,G・バーデン,果てはG・ボネット等、
歴代MSGボーカリストを集めたセルフカバーと
新任ボーカリストに託したMSGの新曲で構成されるものらしい。

さぁ、どんな作品に仕上がるのか。
楽しみにしたい。
何だかんだ言っても、過去の作品は今聞いてもスゴイ。
この人にしかできない個性が確実にある。
上述のビートルズ曲のソロのように
あの頃の煌めきを、ほんの少しでも取り戻してくれたら・・・。



○ TOO ROLLING STONED 
        / SCHENKER−PATTISON SUMMIT


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