ついにばれたのかもしれない。
「超音波検査カーテン開けてやってみたら?」 「はぁ?」 「みんなが見るよ」
ばれたな。 この私が、いじられ星人だということが。
しかし今までのいじられ方は同じものでも「開いてたってお前さんのは誰も見やしないぞ」だったのだがなぁ。時代も変わったものだ。良き方へ傾いているのだと思いたいものです。
帰り、本を買う。 「僕の中の壊れていない部分」文庫版。 黄色かった表紙が、緑になった。
買おうとずっと思ってて、「文庫になったのー10日発売なのー」と家で騒いでいたら、
「おまえには、ないっ!」弟に一喝される。 …はぁ?と思いながら、自分の欲しがっている本の名前を今一度、思い出す。 「僕の中の壊れていない部分」。 全部壊れる方が難しいのだろうけど、きっと私は全部壊れているのさ。
実際買ってきても同じことを一喝される。もはやお約束。 借りた本、そのままなのにきっと明日から、通勤バッグの中には緑の白石一文がお入りになるのさ。 ま、借りてる本、どうせ人気ないし♪もすこし待ってね、図書館♪
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