もくじ｜きのう｜あした
昨日、ブルーな気持ちのままでたっちゃんに会いに行った。
なんかいつもみたいに笑えなくて、たっちゃんに心配された。
でも最初は何も言えなくて。
そんなあたしに、たっちゃんは申し訳ないくらい優しい、嬉しい言葉をかけてくれる。
たっちゃんは全然悪くないのに、何度も何度も謝った。
もうたっちゃんの前では泣くまい、と思ってたのに勝手に涙が出てきた。
そして、ポツリポツリとあたしは落ち込んでる理由を話した。
あたしが勝手に疑って、決め付けて落ち込んでただけなのに。
たっちゃんは絶対そんなことはない、と。
あたしの気が済むまで、話してくれた。
うん。わかってる。
たっちゃんは、ほんとにあたしのことだけを見てくれてる。
それなのに信じきれずに疑ってばかりで・・・
こんな自分がほんとに嫌で。
泣きじゃくってしまった。
たっちゃんは運転しながら空いてる左手であたしを引き寄せて、何度も何度も頭を撫でてくれた。
たっちゃんも、いろいろと話してくれた。
前のトラウマの件で、人間不信にまで陥ったけど、あたしとなら大丈夫、信頼できるっていうこと。
あたしをほんとに信じるっていうこと。
とてもとても、嬉しかった。
そしてその反面、とても申し訳なかった。
今まで男の人にこんなに大切にされたことがなかったから、
そしてあたし自身も軽い人間不信になったことがあったから。
たっちゃんを信じてるけど、やっぱりまだ昨日のことで落ち込んでしまうくらいだから、
まだ完全に信じきれてない。
たっちゃんを信じきるのにはものすごく時間がかかるかもしれない。
でも、会うたびに信頼していってるのは確か。
お互いに車の中で本音で話し合えて、本当に良かった。
たっちゃんはあたしの疑問や不安なところを、1個ずつなくしていってくれる。
こんなに素敵な人と出会えて、大切にしてもらえるあたしはほんとに幸せだ、と思った。
本音で話し合うことって、本当に大事なことだね。
それからはまたいつものように、いや、今まで以上に楽しく過ごした。
ほんとにほんとに、そう思う。
