年増のボヤキ
エロ目的の方には不向きです
  不向きですってば

2010年11月14日(日) 家なき子

そもそも、どうして過去を思い出そうとしているのか?
そのきっかけになった出来事を。



今になって思えば、父は若い頃からアルコール依存で
もうここ何年も、ほぼ引きこもりのような生活を送りつつ
(酒を買いに、だけは外に出ているよう。)
時々私のところに電話してきていた。
最近はかかってこない。

電話の内容は愚痴だったり
人の悪口だったりするのだけど


こちらの気分が落ち着いている時は
できるだけ付き合うようにしていたけれど
だいぶしんどくなってきて
居留守を使ったこともある。


一緒に暮らしている母と弟は
酔って倒れ、怪我をしたり
机に突っ伏してヘロヘロしている父の姿をいつも見て
イライラしながらも極力相手にしないよう
努力している現状のようだ。



そんなわけで
最近になってやっと、アルコール関連の本を何冊か読んで

「あ。私はアダルトチルドレンなのか。」と
今さらながらに気が付いたところ。




父のことを考える時間が増えたこの頃、
思い出したこと。


何年生だったかは覚えていないけど
小学2〜4年の間くらいの頃


私の本棚(って、カラボだけど)にあった本。

「びりっかすのこねこ」

「家なき子」


この2冊を強烈に覚えてる。


なぜなら。



私が部屋で、寝ようとしていた時だと思う。
(姉や弟が一緒にいた覚えがないので夜ではなかったか)


父が部屋にやってきて、枕元にすわり
すぐ傍にあった本棚にある本のタイトルをもじって

「びりっかすの〇〇(当時の私のあだ名)」

「家なき〇〇」

などと、私をからかった。



それだけだったらまぁちょっとした笑い話だし
(あまりいい趣味だとは思えないし、
当時の私には全く笑えなかったけど)
大人になってから実家の家族が集まった時
実際に思い出話として笑って話したこともあるのだけど


何故かその出来事は私の中で
とても嫌な思い出としてひっかかっていた。



先日娘をおんぶしながら掃除機をかけていた時に
その件をふと思い出して

「どうして、とても嫌な思い出として心に残っているんだろう」と
考えていた。





で、思い出した。

そのくだりの続きがあったことを。



父は私に

「本当に家なき〇〇になったらどうする?」

と聞いてきたのだ。


「家なき〇〇にしてやろうか。」

と。


『どうする?なんて、どうしたらいいの?』

『イヤだよ、そんなこと言わないでよ』



「ダメだよ。この家に入れなくするよ。」



こんなやりとりがいつまでも続き


『イヤだ、イヤだよ。』

『いい子にするから追い出さないでよー!』


大泣きするまで終わらなかった。



そしてそれは、何度も繰り返されたのだった。





あの時父は酒を飲んでいたのだろうか?

父は、酔うとしつこい性格になる。
今は末期症状、体が受けつける限りは酒びたりの生活で
「酔うと」という条件は当てはまらないわけだけど

当時は会社勤めもしていたし
恐らく勤務中には飲んでいなかっただろう。


休日だったのか?



いや、飲んでいたなら仕方ないとか
そういう問題ではないのだけど



あぁ、あの時自分は傷ついていたんだなぁと思ったら
他にもいろんな、父との間の出来事がパパパと浮かんできて



今の私を形作っているものの一部には
確実にこのような傷があるんだなぁ

もしかしてそれが夫に対する、
ほんの少しギクシャクした気持ちの
一因になっていたりしやしないかい?

そう思ったら
なんとなく本当に繋がっている気がして



過去を乗り越える
(という表現が適切とは思ってないけど)ことが
今の、そしてこれからの私の家族と私自身にとって
必要なのかもしれないと思った。


忘れたフリして生きてきた、いろいろな出来事。
わざわざ思い起こしてみようと。



そんなわけです。


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瑛 [MAIL]