年増のボヤキ
エロ目的の方には不向きです
  不向きですってば

2007年12月20日(木)

正月に夫婦で私の実家に里帰りしようと思っていたけど
旦那サマの休みの予定がはっきりしないのと
実家だけに顔出すのはどう?っていう思いがあって
なかなか決定できずにいた。


何度か相談の結果
年明けに行こうということが決まったので
実家に連絡したところ



帰ってきてくれるのは嬉しいんだけど
父親の具合が悪いので微妙・・・との返事。



ここで言う「具合が悪い」ってのは
病気とかそういうんじゃなくて(多分)

酒飲みすぎて倒れる とか
酔ってくだを巻く とか

そんな感じの「具合の悪さ」。




アル中っていう病気と言えば病気が元だけど。

ってか・・・アル中なんだろうな。
診察を受けたわけじゃないので診断名として
もらったわけじゃないんだけど

朝4時から飲み続けて

立ち上がろうとして転んだり
転んだまま起き上がれなくなったり

下痢してても飲み続けたり

「飲む行為」をやめられないのは
充分中毒なんだろう と思う。





そんな自分(父)に対して家族が
「情けない」と思っていることを感じて
余計飲む、っていう悪循環。



きっと本人も「飲むこと」について
後ろめたさみたいな感情があって
「飲むこと」について誰かから指摘されると
「逆ギレ」するしか方法がないと言うか。





なんだか悲しい。







小さい頃、父は怖くて大きな存在だった。
ほとんど家にいなかったし
いたところで「勉強しろ!」って怒られるだけで
なんとなく重い存在だった。


本当はそれだけの存在なんかじゃなくて
会社帰りにお土産を買ってきてくれたり
自転車の補助輪を外す練習に付き合ってくれたり
年に1回は旅行に連れて行ってくれたり


好きだったと思う。





私が大きくなって
自分で働いた給料で生活するようになって
ある程度「認めてくれた」という風に思った時

前を歩く父の背中がとても小さく見えたことがあった。
これは前にも書いたと思うけど。



その後会社を辞めた父。

心身ともに衰えが顕著になった。




最近会ってないし、声も聞いてないので
私は実感してないけど
言うこともなんだか衰えてきたように感じる、と
母は言う。



わからないこと、知らないことを聞けば
なんでも教えてくれた物知りの父。


家族を守るために
体を壊しながらも働き続けてくれた頑張り屋の父。


自分のワガママで家を飛び出した私を
1年後、何も言わずに受け入れてくれた父。




とても大切に思うのに

今、何もできない自分。





歯がゆい。







「一緒に病院行こう」と言いたい。


もう精神力とかでは語れない気がする。




「老人性うつ」とか言うアレだろうか。


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瑛 [MAIL]