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ピクサーの最新作、『WALL・E/ウォーリー』を観る。 気が遠くなるくらい細密な煙と光の描写にうっとり。 ウォーリーの人間以上に人間くさい挙動がおかしい。 日本のCMだとやたら感動!をアピールしてたけど、 実際には、もちろん感動の叙事詩ではありつつも、 ただ風景を眺めているだけでも気持ちよくなれる映画。 『千と千尋の神隠し』で千尋が銭婆に会いに行く海上の 路面電車のシーンのような、ある想いでもって移動する ところに、なんだか分からないけどジーンと来てしまった。 ウォーリーとイヴにほぼセリフがないのがいい。 彼の「再起動」でジャーン!というMacの起動音が 鳴るのがいちいちかわいい。 ストーリーは先が読めてしまうけれど、いやいや、 けっこう侮れない映画です。大画面の劇場で観るべし。
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