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2008年03月22日(土)
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No Country for Old Men |
映画『ノーカントリー』を観る。
1980年代のテキサス。 偶然大金を手に入れた男と自らのルールにのみ忠実な殺し屋。 そして、2人の行方を追う生真面目で年老いた保安官の物語。
主演 トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、 そしてハビエル・バルデムってこのおっさんが凄まじい。
全編音楽がまったくない、乾いた映像。 ラストの余韻は久々のボディブローだった。
一緒に観た人は「怖いし意味わからん」と 不満げだったが、ほぼ同じ感想で、面白かったけどなぁ。
映画ってストーリー云々も大事だけど いちばん重要かというとそうでもなくて、
むしろ観た後にのこる余韻がすべてを決すると 言ってもいい気がする。得も言われぬ充足感というか。
その意味でいえば、僕にとって本作は傑作でした。 マイルールを持った人間の恐怖。やるせない現実。
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