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2005年08月15日(月) 目撃談

フォントのことで作業が詰まると、
その瞬間から見るものすべてのフォントが気になる。

例えば車のナンバープレート。
携帯電話のボタン、電車の中吊り広告。
どれも「考えられた」かたちを成している。


日航ジャンボ機墜落事故から20年。
「20年だって30年だって50年だって同じだ。
遺族や私たちにとっては、節目なんてないです」
と、ボーイングが落ちた上野村の元村長が言っていた。


520人の命を奪った惨事に、棺の数は3000を超えたという。
バラバラになった手足のひとつひとつが納められたから。
その写真を見た。今日まで、ぼくはそのことを知らなかった。


空から無数のマグロが降ってくる夢を見た。
降るというより、遠くから弧を描いて飛んでくる。
アジアの野蛮な国がマグロで攻撃を開始したらしい。
高校時代に付き合っていた人と彼女が鉢合わせたり、
必死でマグロをよけたり、それで政府が動いたり、壮大。


60年目の終戦記念日。らしい。
ぼくらが見る戦争はいつも映像の中で、
ぼくには今、戦後を見ている感覚もない。
こればっかりは目撃談ではないから。


恩師がNHKに出ていた。
ビックカメラのPC売り場で見入った。
内容は「ひとにイメージを伝えること」について。




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