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2005年01月31日(月) 最終日



卒業制作展は本日で最終日を迎えます。


4日間という期間は短すぎる気がします。
ですが、いつかバージョンアップして学外でも展示できれば。

改善の余地はまだまだありますし、その点を考えるのが楽しい。


3メートル四方の水を張ったスクリーンに
石の写真と、水の波紋の映像をオーバーラップさせ、
レイヤー間の視差と時間差が写真に新たな時間を与える…
とか言葉にすればそういう感じですが、一番のミソは、やはり
進級制作の時にも使った砂利の存在だと改めて思います。

砂利を敷き詰めているせいで、投射面に凹凸が出来、
それが静止画と動画の関係を結び、また分離する。
実験に実験を重ねた部分が像として現れました。


ただ、展示の見せ方としてはまだまだ別の方法もあるし、
流れる映像と写真のスピードを可変にすべきところもあり、
ブラッシュアップはいかようにも出来ると感じました。

ですが、卒業に際して(卒業できるか微妙だけど)、
ぼくの提示できるものはここまでだったわけで、更に先を
まったく別の場所でも展示できれば面白くなるんじゃないかと。
そう考えています。


大変いい経験になりました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。




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