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ムサビ映像学科・写真ゼミのモノクロ写真課題。 その全体講評が月曜の朝から行われた。
四月に発表された課題の内容は 「家族の肖像、または自写像」を撮るというものだった。 組み写真で20枚。モノクロ。バライタ紙プリント。 フィルム指定:コダックT-MAX400(iso200で撮影) 最初に言われたのは、「実家住まいの人は家族を、一人暮らしは自分を撮ること」。 もう、そこでおかしいと思うんだけど、話を続ける。
講評は、だいたい教授の「これはいいね」 「これは分からない」のふたことで選別される。 「君のお母さんとの確執が見えるよ」「おじいちゃんとの会話が聞こえる」 といった、写真の話と言うよりは、家庭の話に終始しがち。私写真推奨。
「なぜ20枚か」 「なぜT-MAXか」 「なぜ自分を撮るのか」
そういうアプローチがごっそり無いまま、終わってしまった。 ただ、言われた通りにこなすだけ。 自らアプローチする余裕も持たされることなく。 …でも僕らは、貴方のコピーになるつもりはない。
この授業に意味があったとすれば、 自己も他者も含めて、好みで写真を構成しないこと。 別の先生に指摘され、そのことに気付けたことだろう。 分かっていたつもりでも、大事な眼を見失っていた。
あとのことは忘れました。 やっつけ仕事に反省。
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