ひとりごと
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午後から晴れてきた。 窓を開け放し、ノリのいいCDを流して掃除をした。 お天気がよくなるだけで、気分がよくなるのよね。
調子に乗って、お風呂から洗面所、キッチンと掃除しながら回り リビングに帰ってきたところでひと休み。 お茶を入れて雑誌を広げ、音楽を聴いていた。
CDが終わった。 急にしんと静かになる。 聞こえるのは風に揺れるカーテンのきぬ擦れ。 遠くで遊ぶ子どもたちの声。 高く昇っていくヒバリのさえずり。 緑の香りの風が心地いい。
パサッ。がさがさ…ことん。 窓の外を小さい影が横切った。 シジュウカラが巣箱に帰ってきたらしい。 巣箱をかけて6年目にして、ようやく住んでくれたシジュウカラ夫婦。
…チイチイ…チイチイ…。 かすかな声が聞こえた。 あれはもしかして?
サンダルを履いて庭に出て、そっと巣箱の下に寄って耳を澄ませた。 …チイチイ…チイチイ…チイチイ。 まるで超音波のように高くて細い声だけれど、確かに聞こえた。 ヒナの声だ。 卵が孵ったのだ!
胸がふるえた。 目が熱くなった。 そして、自分がそんなにも感動していることに驚いた。
私の家の軒下で、小さい命が生まれた。 ここを選んでくれた小鳥の夫婦がいた。 同じ屋根の下で、子どもたちが育っていく。 ここがふるさとになる。
シジュウカラたち、ありがとう。
夕暮れがやってきて、巣箱は静かになった。 ヒナたちは眠っているらしい。 親鳥たちも同じ巣箱の中かしら? 小さい丸い頭を並べて、すやすやと眠っている家族のことを思って またほのぼのと幸せになった。
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