ひとりごと
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栗くり坊主 2005年10月25日(火)

ずっと前から気になっていた「栗くり坊主」を買ってしまった。
栗専用のむき器だ。
今日買い物した中で一番の贅沢品だ。

昨夜やっと、栗売りのおじさんがやって来た。
この秋はもう来てくれないのかと思って半分諦めていた。
そしていつものようにつやつやと太った大きな栗を一袋買ったのだ。

去年は10回も買ってしまった。
せっせせっせと栗をむいて、いろんな料理やお菓子を作った。
近所に畑で採れたばかりのおじさんの栗はとてもおいしかった。
でも何百個も皮をむいて、包丁があたった指や手のひらは赤く腫れてしまった。

毎年こんなに栗をむくのだったら、専用の栗むき器を持っていてもいいかもしれない。
楽に皮をむくことができたら、栗料理がもっと楽しくなるだろう。
去年からそう思っていたのだった。
そしてやっとこれを買うことができた。

見たところ、薔薇の剪定ばさみと似ている。
違うのは、刃の一方はぎざぎざの抑え刃になっているところ。
もう一方はどきどきするほど鋭い切り刃だ。
これであの硬い鬼皮をぐいぐいむいてむいていくのだ。

昨夜栗を買ったときから、今日の夕食は栗ごはんにすると決めていた。
もち米を半分混ぜたお米を洗って、ざるにあげておいた。
お湯につけておいた栗を引き上げて、広げた新聞の上でむき始めた。

栗を持ち、パッケージの裏の説明を見ながら「栗くり坊主」の刃をあてる。
ぎゅっとハンドルを握ると、おぉ〜、気持ちよく皮がむける!
渋皮までむけている。
加減しないと、実までずいぶんむけてしまう。
貧乏性の私は、鬼皮だけ「栗くり坊主」でむいて
渋皮は今までのように包丁でむいた。
おいしい実はできるだけたくさん残したい。

丁寧にむき始めて5個目、夫からの帰るコールがあった。
思ったよりもずっと早い。
今日のメインはおいしい栗ごはんなのだから、なんとしてでも栗をむかないと!
6個目からは、ちょっと実はけずれてしまうけれど渋皮まで「栗くり坊主」でむいた。

こうなると「栗くり坊主」の本領発揮。
早い早い。
きれいに面取りされた栗の実がころころとできあがっていく。
すぐに残り全部をむき終えた。
いつものお鍋にお米と水とお酒とみりん、ちょっとのお塩を入れ
栗をのせて強火で炊き始めた。
時間があったらちょっと栗を下茹でしたかった。
それができない分、栗は小さめにカットして入れた。

ぶくぶくと沸騰する音がしたら、とろ火にして10分強。
そして火を消して、あとはふたをしたまま蒸らすだけ。
なんとか夫の帰りに間に合った。

ふたを開けると、ほんわり甘い香りの湯気が立ち上った。
つやつやのご飯の中に、黄色い栗たちが見え隠れしている。
ひとつつまんでみると、ほっくり柔らかくできていた。
ごはんの硬さもちょうどいい。
あわてたわりには上出来!

この秋最初の栗ごはんをふたりでおいしくいただいた。
いつも新鮮な栗を届けてくれる栗おじさんのおかげ。
そしていい仕事をしてくれた「栗くり坊主」のおかげ。
これからもいっぱい活躍してもらいましょう。


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