ひとりごと
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もう何年前だったか 八丈島の友だちが花束を贈ってくれた。 美しく珍しい名前も知らない花だった。
その花はガラスの花瓶に活けられて とても長いこと窓辺で咲いていてくれた。 花が終わったとき、茎には白い根っこが出ていたのだった。 私はそれを鉢に植えた。
暖かい八丈島からやってきて、まさかこんなところで土に植えられて。 困ったなぁ、と思っていただろうに、 枯れもせず、ずっと瑞々しい緑で楽しませてくれていた。 花が咲かなくてもそれだけでいい、と思っていた。
その花が咲いた! 突然咲いていた。 不思議な形、美しい色、なんてかわいい花なのだろう。
あぁ、そうだ、こんな花だった。 飛行機に乗って飛んできたのは、この花だった。 また会えた。 咲いてくれてありがとう。
友だちに手紙を書こう。
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