ひとりごと
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ハッピーバースデイ!スズムシちゃん 2005年05月23日(月)

夕方、妹と電話で話しながら、ふと覗き込んでみると
スズムシ飼育ケースの土の上に透明な動くものがあった。
受話器を持ったまま、「え?」と目を凝らした。
孵化していた!
あの乾燥卵から、ちゃんとスズムシたちは生まれてきた。

細い触角をゆらゆら揺らしていた。
薔薇にいるアブラムシと変わらないくらい小さいのに
きちんとスズムシの形をしている。
体が透明なのは、まだ孵化したばかりだからだった。
見つめるうちに、白くなり、そして黒く硬い体になっていった。

「3年の科学」によると、孵化までは40〜60日くらいかかると言うことだったけれど
私のスズムシたちは、きっちり3週間で生まれてきた。
「まだまだ…」と思って見逃さなくてよかった。
孵化したらすぐに餌を入れないと、いけないらしい。
共食いを始めてしまうらしい。
それは大変。

説明に書いてあるとおり、「えさ台」に「スズムシのえさ」を入れて土の上に差し込んだ。
薄いコルクの板でできている「スズムシハウス」を組み立てて、そっと置いた。
生まれたての十数匹の小さなスズムシたちは、スズムシハウスに登ったり
もぐったりして落ち着いた。
ちゃんとそのためにできているスズムシハウスなのだった。
せっかくの餌は、まだ見つけられていない。

スズムシたちはこれから脱皮を繰り返し、2ヶ月たったら鳴き出すらしい。
7月の終わり、もう夏になっている。
我が家生まれのスズムシは、涼しげな声で鳴くのだろう。

まだおとなしく、か弱い小さい虫たちが住む透明なケースを、そっと窓の下に置いた。
毎日の楽しみ、やってくる夏の楽しみ、ひとつ増えた。


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