ひとりごと
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メスグロヒョウモン(♀) 2004年09月22日(水)

朝食の用意をしていたら、庭に蝶がやってきたのが見えた。
今年は本当にアゲハの当たり年だ。
また卵を産みに来てくれたのかもしれない。

蝶はふわりふわりとサルビアの上を舞ったあと
ガーデンテーブルに置いてある鉢に止まった。
レースのカーテンをそっと開けて見てみた。
アゲハチョウではなかった。
黒っぽい羽にきらりと青紫の光沢が見えた。
これはもしかしたら、今、掲示板で話題になっているルリタテハかも!
急いでデジカメのシャッターを切った。
3枚ほど撮ったところで、蝶はまたひらりと飛んでいってしまった。

嬉しい!
カサブランカかホトトギスに卵を産みに来てくれたのかもしれない。
夫を送り出したあと、そのまま庭に出て、葉っぱを調べた。
たくさんに増えたホトトギスの葉、まだ青い大きなカサブランカの葉。
1枚1枚よく見たけれど、蝶の卵らしきものは見られなかった。
残念。
あの蝶はただ遊びに来ただけだったのかもしれない。
もしかしたら、オスが縄張りの確認に来たのかもしれない。
でも庭に来てくれただけで嬉しい。
そのうち卵や幼虫も見られるだろう。

パソコンを立ち上げて、撮ったばかりの蝶の姿を見てみた。
よく見ると、それはルリタテハではないようだった。
羽の形も模様も違う。
あまり見たことのない蝶だった。
写真入りの昆虫図鑑を出してきて調べてみた。

すぐにわかった。
あの美しい蝶はメスグロヒョウモンのメスだった!
おとといの里山での撮影会で、会いたかったのに会えなかった蝶。
メスグロヒョウモンの名前は「メスが黒い、豹の紋様がある蝶」の意味だ。
オレンジの豹柄のオスはいくつも飛んでいたのに、うわさの黒いメスには会えなかった。
こんな近くにいたなんて。
前から遊びに来ていたのだろうか。

さらに調べると、メスグロヒョウモンの食草はスミレの仲間。
そして暑い夏の間は「夏眠」して、秋にまた活動を始めるのだと言う。
そう言えば、写真の会の仲間が「パンジーやビオラにもやってきますよ」と言っていた。
もしかして幼虫たちはうちのパンジーやビオラの葉っぱを食べて育って、
羽化してからは、どこか木陰で眠っていたのかもしれない。
インターネットで幼虫の姿を調べてみた。
そうすると、ルリタテハに負けないくらいものすごい姿をしているのだった。
真っ黒い体にイラガのようなとげが生えている。
知らなかったら、毒蛾の幼虫かと思ってすぐに捕殺されてしまうだろう。
この幼虫を、庭で見たことがあっただろうか。
もしかしたら、小さいうちにビオラなどについていたのを捕ってしまっていたかもしれない。

つい2週間前に種まきしたばかりのパンジーやビオラの幼い苗を今食べられては困るけれど
卵を産む晩秋までには大きく育てていよう。
またやって来てくれたら、ご馳走しよう。
涼しくなってやっと飛び始めたメスグロヒョウモン、いい相手と出会えますように。
元気で、美しい秋を楽しみますように。


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