ひとりごと
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だるま 2004年01月28日(水)

1月28日、初不動の日は恒例だるま市。
今年もご近所さんと誘い合わせて出かけた。

だるま市は晴れの日が多い。
青い空の下、冷たい空気の中で
真っ赤な丸いだるまがつやつや光る。
まずは去年のだるまさんを感謝を込めて奉納し、本堂にお参りをした。
そして今年のだるまを買った。
私たち家族を守ってもらうように、
なるべくいかつい顔のだるまを選んだ。
それから今年はもうひとつ、
大事な若い友だちのために、起き上がる小さなだるまを買った。

大丈夫。
ここのだるまさんは霊験あらたかなのよ。
守ってくれるよ。
願いが届くよ。
ほら、去年は闘病中だったべべもこんなに元気になったんだ。
だからね。
思いをこめて、片目を入れてね。
もうひとつの目を入れられる、嬉しい春はもうすぐそこよ。


鈴の音

しゃららん、しゃらん。
と、かすかに鈴の音が聞こえた。
べべのかごの中からかな。
動きを止めて、耳を澄ました。

しゃらん、しゃらん。
軽やかでかわいい鈴の音は窓の外から聞こえるのだった。
そぉっとカーテンを開けて、庭を眺めると
1匹の子猫が、ピーナッツリースに訪れた小鳥をねらっていた。

子猫の鈴?
黒と茶色が混ざったオコゲちゃんは恵ちゃんの従姉だ。
誰かのうちの子になったのね。
よかったね。
私はカーテンの隙間からカメラを出して、子猫の姿を撮った。

あれ?
真正面を向いた子猫の首には鈴などついていない。
もちろん足にもしっぽにも。
どう言うこと?

しゃらん、しゃらしゃらしゃら。
また鈴が鳴った。
ガラスの向こうの子猫も鈴の鳴るほうを見つめていた。
そこにいたのは、ヤマガラたちだった。
鈴の音かと思ったのは、ガラス越しに聞こえた小鳥の声だった。
かわいい小鳥の澄んだ声は、小さな銀の鈴をいくつも鳴らしたようだ。

子猫がジャンプした。
しゃらしゃらん、ちりちりり!
小鳥たちは飛び立った。
誰もいなくなった庭で、決まり悪そうにしていたオコゲちゃんも
たったった…と、音のない足音をたてて走って行ってしまった。


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