ひとりごと
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今、私が仲間に入れていただいている写真の会の 年に1度の写真展が行われている。
里山や身近なところにある 花や虫や鳥の姿、それがある今の風景を 写真に残していく。 「自然を守ろう!」と声高に叫ぶのではなく 「こんなところもあることを知ってほしい」 とそっと伝えるのが会の趣旨だ。
10年近く前、図書館の帰りにふらりと入った市民ギャラリー。 そこで初めてこの会の写真たちに出会った。 写真の中で風に揺れる花が 無心に生活を営む虫が 愛を語り合う小鳥たちが 美しい色彩の写真の中で生きていた。 そしてその一瞬を切り取った 撮影者の優しいまなざしに胸を打たれた。 生きものが好きで好きでたまらない そんな思いが写真からこぼれ出るようだった。
そんな仲間になりたくて たくさんの花や虫や鳥たちの今を残したくて せっかく入った会だったのに ここ1、2年はさぼり気味だった。 今回は1点の作品も出せず せめてものお手伝いをするために 今日の午後、写真展の受付に座っていた。
雨上がりの賑わいの昼間から静かな夕暮れへ。 ギャラリーは闇の中に明るく浮かび上がってきた。 冷えてきた体にスカーフを羽織った。 人気のなくなったギャラリーで目をつぶると 生きものたちの気配が私を包んでくれた。
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