ひとりごと
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その日は金曜日 2001年10月05日(金)

この季節になると読み返す本がある。

 その日は金曜日だった
 街中の金木犀が散りはじめた日
 そして
 あたしが彼に会った日
   ・・・・
 彼と会った日に彼は死んだ
 あたしを助けて

       「その日は金曜日」赤石路代・作

こんなモノローグで始まるこの作品は少女マンガ。
年の離れた妹がいて(もしかしたらいなくても)
結婚するまで少女マンガをとっていた。
これはたしか「別冊少女コミック」に載っていたんだっけ。

私の好きなタイムトラベラーもの。
でも、少女向けのこれはSFという感じではなく
せつないラブストーリーだった。
科学的な説明とか理屈は抜き。
「こーゆー人間もたまにいるらしい」で納得する。

春や夏、冬の場面もあるのに
全体を覆っているのは金木犀の香り。
金木犀の季節に彼の死で始まったストーリーは
12年後、未来の金木犀の季節まで続く…。

あー!
読み返したらやっぱりまたせつなくなってしまった。
涙、涙…。
おやすみなさい。
そろそろ終わりの金色の香りに包まれて。


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