うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2005年04月06日(水) Good Catholic

ゲラ夫従妹の出産の反応に関して、ちょっと不思議な点が。
ゲラ夫の実家も伯母さん一家もみんな敬虔なカトリックで毎週日曜には必ずミサに出てる。
でもカトリックって婚前交渉禁止じゃないですか。ま、その辺は守ってる人がどれだけ居るかわからんけど、結婚しないで出産ってダメなんじゃないの?と。

いやいや、いくらカトリック大国のポーとは言え、未婚の母やできちゃった婚なんてよくある話ではあるんだけどさ。(しかも中絶が法律で禁じられてるから産むしかないし。)
それにしたってそこまで敬虔なカトリック一家なんだから、何かしら言う人は居ないのか、と。

それが居ないんだな〜。
正しいカトリックなら、迷ってる人に正しい道を示すべきではあるんだけど。
でも罪を犯した人に対して、罪の重さを判断するのは神の役目。
ましてやその罪が自分に対して犯されたものでない場合、許す許さないは全て神の思し召し。

だからパトリツィア(出産したゲラ夫従妹)を非難する資格は誰にもないと。
なるほどね〜。それにしたって宗教云々ナシにしたって彼女の出産状況を考えたら誰かしら非難する人が居たっておかしくないのにね。

ゲラ夫ママは「子どもができちゃったんだから、今更何を言ってもしょうがないし、助けを必要としてる人を前に非難したって何の役にも立たない。カトリックであるかとか言う前に、人間として、困ってる人を助けないわけにはいかない。」と言ってた。
いや、やっぱりカトリックのベースがあってこその発言だと私は思うんだけどねぇ。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

久しぶりに歯医者。あいかわらず超美人なのに目の下の隈がすごい金髪の先生に診てもらう。
いつも通りマスクもしない先生。顔が5センチくらいのところにあってドギマギ。・・と思いきや、治療始まったらフェイスシールドを付けた。極端ですな。

この先生、アシスタントの女性と延々とおしゃべり。私がポー語わかんないと思ってるのか単に気にしてないだけなのか、アシスタントの恋愛相談から自分の出産経験から同僚の悪口から、「あの〜、私の存在は・・・」ってなるほど赤裸々に話してる。

そんな中でやっぱりローマ法王の話になって。
「バチカンに集まってる信者すごいね〜」
「押し合いへし合いだし、怒鳴りあってる映像も流れてたね」
「法王の遺体の写真撮ってる人達、ちょっと気になるねぇ。自分で持ってるだけならいいけど、ビジネス絡みで写真が流出するのかと思うと嫌な感じ」
などと喋ってました。

その後法王がポーに来た時の話になり、2人とも法王を観に行ったようなんで、その話ですごい盛り上がりを見せて「あの、私の存在は・・」な状況は最後まで続いた。

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