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----------2005年11月25日(金) 髪を染める

髪を黒く染めた。正確にいうと真っ黒に染めたわけではないので(なにやらローライト、という染め方があって、べたっと全体を染めてしまうのではなく、立体的に、ランダムにトーンを調整するらしい)、何もしていない人と比べればまだ十分茶色いところもあるのだけれど、なにせ元がベースはべっこう飴、ハイライトはほとんど金髪、というすごいアタマだったので、ものすごく地味になった気がしておさまり悪い。

でもこの間出産した友人の髪が、昔は私より明るい茶色だったのに、すごくナチュラルな地毛に変わっているのを見て、なんとなく黒い髪に憧れたのだった。美容院に行くヒマもないから、と彼女は言ったけど、飾り物ではない本当の美しさがたしかに彼女のまわりには漂っていた。

クリスマスだ、年越しだ、といってはみんなで集まって、何百本という煙草の煙とアルコールの匂いでさんざんに汚した彼女の部屋の空気は、そんな昔を遠くおきざりにして、きれいに澄んでいた。

本来ならそうあるべきなのに、そうなれない自分。そうありたくない自分。そうありたいと望む自分。

いろんな自分がいるけれど。

・・・タテジマアタマはさすがにやりすぎだと自分でも思っていたので、とりあえず、15連休というあまりにもふざけた長期休暇の最後の日に、本来ならそうあるべきものをひとつだけ、自分に課した。